【甘党の猫はいない】人と猫の味覚の違いとキャットフードの基礎知識
昔の猫は『ねこまんま』(ご飯にカツオブシや魚の骨を混ぜて味噌汁をかけたもの)をエサとしてもらっていました。
だから栄養が足りず、長生きができず、寿命は5年程度でした。
ですが、今の猫は15年前後は生きるようになりました。
たまに、20才以上の猫も見かけますよね。
それは、キャットフードの発達・普及と、猫の栄養学が一般にも浸透してきたからです。
飼い猫を長生きさせるためにも、栄養とフードに対する正しい知識を持ちましょう。
Contents
甘党の猫はいない
人は糖分を主なエネルギーとしています。
ですから、砂糖の甘さが好きなのは当然です。
疲れたときほど甘いものが食べたくなりますよね。
しかし、猫はタンパク質をエネルギー源とする純粋な肉食動物です。
ですので、砂糖の甘さはわからないんですね。
猫が感じるのはアミノ酸の甘さ
とはいえ、猫も「甘い」と感じるものがあります。
それはタンパク質を作っているアミノ酸の甘さです。
エビやカニに含まれるのが甘いアミノ酸です。
だから猫はエビやカニが大好きなのです。
あんこが好きな猫がいるのは
あずきにもアミノ酸が含まれます。
あんこが好きな猫がいるのは、砂糖の甘さではなくあずきの甘さに反応しているだけです。
人と猫の味覚は違う
前項で少し述べたように、動物は自分が必要とする栄養源を「おいしい」と感じるようにできています。
「おいしい」と感じるから、その栄養源を食べたいと思うわけです。
つまり、砂糖の話だけでなく、必要とする栄養が違う人と猫では「おいしい」と思うものも違います。
つまり味覚が違うわけです。
猫は人間ほど塩分を必要としない
キャットフードの缶詰を一口食べてみるとわかりますが、塩気が足りません。
これは猫にとって最適な量の塩分しか入れていないからです。
人間ほど塩分が必要なわけではないんですね。
その代わりに、猫は人よりも多くのタンパク質と脂質を必要とします。
また、炭水化物は摂取しなくても構わないくらい必要ではありません。
猫にとって「おいしい」缶詰が、人にとっては、「おいしくない」。
それが、味覚が違うということです。
猫の味覚が劣っているからではなく、必要とする栄養素が違うからという理由なんですね。
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人間が食べているものは美味しい?
猫はニオイを発する食べ物に興味を持ちます。
ですから、飼い主が温かくてニオイの発するものを食べていたら気になるわけです。
そこで、ついついあげてしまったり、勝手に食べたりしたときに「美味しい」と感じてしまったら、さあ大変です。
人間が食べているものは、きっと美味しいに違いないと思って、何でも欲しがることになりかねません。
とはいえ、基本的には砂糖の甘さは猫にはわかりませんし、必要ではない栄養素なので、与えないようにしましょう。
塩分も同じく、です。
人の食事に含まれる塩分は猫にとっては過剰なものでしかありません。
キャットフードが必要な理由
動物はそれぞれ、食性が違います。
エサとするものが違うので、この地球上で共存できるわけです。
どの動物も同じものを食べていたら、すぐにエサを食い尽くしてしまいますよね。
これは、人間と猫の間でも同じことが言えます。
本来、食べるものが違うので、必要とする栄養が違います。
なので、猫のご飯はそれ専用のものを作らなければいけません。
とはいえ、毎日それを作っていては大変です。
そんなときに役立つのが、キャットフードです。
キャットフードは猫に必要な栄養を考えて作られているので、上手に利用しましょう。
猫を元気で長生きさせたいと願うなら、正しい知識を持たなければいけません。
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キャットフードの基礎知識
キャットフードを選ぶときに、まず知っておくべきは、それが『総合栄養食』なのか『一般食(副食)』なのか、です。
総合栄養食と表示されたもの
猫に必要な栄養を過不足なく含むものです。
基本的にはこれと水だけで問題ありません。
ドライフードの全てと、缶詰の一部が総合栄養食です。
しっかり表示を確認してください。
一般食、または副食と表示されたもの
猫に必要な栄養を、一定の基準で満たしたものです。
総合栄養食と共に与えるべきものがこれです。
缶詰やレトルトの多くが当てはまります。
※主食にはなりません
その他にも
- 年齢別や体重で分けられているもの
- 性別で分けられているもの
- 特定の疾患がある猫に与える療法食
- ジャーキーやチーズなどのおやつなど
があります。
キャットフードの選び方
実は、猫を長く飼っている人でも、色々と試していて正解が見つからないことがあります。
なぜなら、それぞれの猫で好みがあったり、体重や疾患の問題があったりするからです。
ドライタイプのメリット・デメリット
メリット
- 歯石予防になる
- 保存性に優れている
- (ウエットタイプに比べると)安価
デメリット
- マグネシウム含有量の多いドライフードは、尿路結石の原因になるといわれている
※ドライフードには水分が10%前後しか含まれていないので、与えるときは十分な量の水を用意してください。
ウェットタイプのメリット・デメリット
メリット
- 消化しやすい肉や魚のたんぱく質を多く含んでいる
- 一般的にドライよりも嗜好性が良い(個体差がある)
デメリット
- 歯石がつきやすい
- (ドライに比べると)値段が高い
では、キャットフードはどれを選べばよいか
こればかりは、色々と試してもらうしかありません。
この猫には合っていても、別の猫だとお腹を壊すということもあります。
基本的には、総合栄養食であるドライタイプがオススメです。
歯石予防にもなりますし、ウェットタイプに比べて安価だという理由です。
疾患やダイエットが必要な猫には専用のフードもあります。
また、ライフステージによってフードを変えていくことも必要になってきます。
猫の体調を見て、獣医師さんに相談して決めてください。
避けてほしいもの
どれを推奨と一口では言えないのですが、避けてほしいキャットフードはあります。
それはディスカウントストアやスーパーで、安価で大量に売られているキャットフードです。
ドライフードが特に当てはまります。
どういうことかというと、ドライフードの水分量は10%程度です。
ということは、その他の90%は肉や魚、少量の野菜が含まれているということです。
それで、あの安さというのはおかしいのではないでしょうか。
あまり質の良くない肉や魚が含まれていると考えるのが普通です。
獣医師推奨と書いてあっても、それは疑ってください。
もちろん、値段が高ければ良いフードというわけではありません。
しかし、少なくとも安過ぎるものには、良いものはほとんどないと考えてよいと思います。
まとめ
人間の食べ物とは違うということを意識して、猫が長生きするためにキャットフードを選びましょう。
わからなければ、獣医師さんに相談するのが一番ですよ。
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