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コーヒー豆・粉の保存方法で気をつけたい7つのこと【おすすめ容器】

time 2017/05/18

コーヒー豆・粉の保存方法で気をつけたい7つのこと【おすすめ容器】

焙煎した豆を挽くにせよ、粉から淹れるにせよ美味しいコーヒーを飲みたいというのは誰しも考えることです。

美味しいコーヒーを淹れるポイントとして、淹れ方や道具も重要ですが、まずは豆や粉の鮮度のことを考えましょう。

毎日新鮮な豆・粉を入手するのは物理的にも時間的にも無理がありますので、保存方法に注意しましょう。

 

この記事では豆と粉に分けて、それぞれ保存の注意点を紹介します。

※市販のインスタントコーヒーではなく、専門店で購入した場合です

 

1. 豆、粉それぞれの保存期間

まず、保存期間の話です。

 

焙煎した豆の場合

焙煎した豆の場合、最長でも2か月以内(冷凍した場合)には全て消費してください。(理想は50日以内です)

それ以上は冷凍庫で保存していても劣化が進みます。

 

 

粉の場合

短期・長期にかかわらず、冷凍庫に入れて保存しましょう。

こちらの場合はできる限りすぐに使ってしまうのが無難です。

目安としては7~10日くらいでしょうか。

 

2. 短期保存と長期保存で分ける

コーヒー豆は袋で購入することが多いと思います。

お店で購入したときは、できるだけ小分け(100~200g)に包装してもらってください。

そのまま保存することができるからです。

 

しかし、特売品を買ったり、通販で購入した場合はそういう対応をしてもらえないことが多いと思います。

その場合はご自分で小分けにしてください

すぐ飲む分(当日~10日分くらい)と、それ以降に飲む分に分けて保存しましょう。

 

そして、すぐ飲む分は冷暗所に、それ以降に飲む分は冷蔵庫か冷凍庫に保管します。

冷蔵庫に入れるのは、1ヶ月以内に飲む分です。

冷凍庫に入れるのは、1~2ヶ月くらいかけて飲む分です。

コーヒーとコーヒー豆

 

3. 保存容器に入れるときに気をつけること

匂いのつかないガラス瓶や缶を用意して保存してください。

 

すぐ飲む分(夏季10日以内、冬季3週間以内)でしたら、ファスナー付きの密閉袋でもよいでしょう。

ですが、その場合は他の食品などの匂い移りに気をつけてください。

 

豆の場合

ガラス瓶、缶のいずれにせよ、それぞれの容器にできるだけ詰めて入れるということを意識してください。

瓶や缶に入れたときに容器が大きかったり、豆の分量が少なくてスペースができたら、そこにラップを丸めて入れるなどして、できるだけ豆を空気に当てないよう工夫してください。

 

これはなるべく空気に触れないようにする(酸化を防ぐ)ためです。

 

粉の場合

粉の場合はガラス瓶、缶どちらに入れたにせよ7~10日で飲み切るようにしてください

 

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4.コーヒー保存容器を選ぶポイントとおすすめ容器

コーヒーの保存容器は必ず密閉性の高いものを選んでください。

専用のものとして、コーヒーキャニスターというものがあります。

キャニスターというのはコーヒー豆や紅茶葉を保存するための容器のことです。

 

オシャレなコーヒー保存容器(キャニスター)

オシャレなコーヒーキャニスターに入れて保管していると、インテリアとしても見栄えが良く、気持ちがグッと上がりますね。

 

セラーメイト密封瓶 1L

1962年創業の老舗が作るシンプルかつオシャレなデザインの密封容器です。セラーメイト密封瓶 1L

HARIO ハリオ 珈琲キャニスターL ブラック MCN-300B

こちらは耐熱ガラスを使い、ABS樹脂のフタを用いた逸品です。

コーヒーの粉ですと、約300g入ります。

実は他の用途としてショートパスタ入れにも使えますよ。

HARIO (ハリオ) 珈琲キャニスター L ブラック MCN-300B

 

 

5. コーヒーの保存場所について

保存するときの日付をシールに書いて保存容器に貼っておきましょう。

経過日数がわかりやすいので、便利ですよ。

 

冷暗所に保存

すぐに飲む場合夏季10日以内、冬季3週間以内)です。

日光の射し込まない場所に保存しておきましょう。

 

冷蔵庫に保存

短期(1か月以内)で飲みきれる分の豆です。

密封した状態で冷蔵庫に保存しておきましょう。

 

冷凍庫に保存

長期(1ヶ月~2ヶ月以内)にわたって保存する場合は冷凍庫へどうぞ。

 

※粉の場合は冷凍しても7~10日以内で飲み切ってください。

 

6. 保存するときに気をつけたいこと

常温以外で保存するときは温度に気をつけましょう。

温度が10℃上がると倍の速度で酸化すると言われています。

 

冷蔵庫で保存する場合

冷蔵庫で保存する場合、15℃以下になるようにしてください。

それ以上になると、傷みやすくなります。

理想の温度は8℃以下です。

 

しかし、冷蔵庫に入れたコーヒー豆(粉)の大敵は温度だけではありません。

冷蔵庫内のニオイが豆や粉に移る危険性があります。

 

キャニスターに入れた状態ですとニオイ移りしにくいのですが、冷蔵庫に入れるとかさばります。

ですので、ジップロックのような密閉性の高いものに入れて保管するのですが、ニオイが移りやすいです。

できるだけ密封し、可能な限りニオイの強い食品と一緒に置くのは避けましょう。

 

どうしても気になる場合は小分けにして冷凍庫に入れてください。

このニオイ移りがあるので、個人的には冷蔵庫保存はおすすめしません。

 

冷凍庫で保存する場合

長期保存のおすすめは冷蔵庫で保存する方法です。

保存する前に小分けにして密封容器に移し替えてください。

 

この場合、上で紹介したコーヒーキャニスターですとかさばりますので、小分けにしてジップロックのようなものに入れておきましょう

コーヒー豆 小分け

参照:http://leader2940.blog59.fc2.com/blog-entry-3239.html

 

小分けにするのは飲みたいときに飲みたい分量だけ取り出せるからです。

冷凍と解凍を何度もすると豆や粉によくありません

 

ちなみに、焙煎豆は凍りませんが、室温に戻してから挽いてください

味がぶれることがあるからです。

といっても、真冬以外でしたら冷凍庫から取り出してお湯を沸かし始めるくらいの時間置いておけば大丈夫です。

 

 

また、結露にも気をつけてください。

吸湿して水分に触れると、一気に劣化します。

 

7. 入れ替えのときも要注意

保存容器に入れた豆を入れ替えるときにも注意が必要です。

深煎りのコーヒーを容器に入れると、油がつくことがあります。

 

ですので、新しい豆に入れ替えるときは中をしっかり拭き取ってください。

せっかく新鮮な豆を入手したのに酸化した油に触れると、そのニオイが新しい豆についてしまいますよ。

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豆知識:コーヒー豆の鮮度を確かめる

ミルクコーヒー

 

「コーヒーは鮮度が大切」と言われます。

鮮度とは焙煎後にどれだけ時間が経ったか、ということです。

 

鮮度を見極めるには、焙煎した時に発生する炭酸ガスが目安になります。

コーヒーを抽出するとき、お湯をかけたら粉が膨らみます。

これは粉から炭酸ガスが出ているからなのです。

 

つまり、あまり膨らまない豆は鮮度が落ちているということです。

(お湯の温度や淹れ方によって変わることもあるので一概には言えませんが)

 

 

まとめ

コーヒーの保存で気をつけたいことを紹介しました。

長くなりましたので、まとめておきます。

 

  • 豆は50日以内、粉は10日以内で使い切る(購入当初から密閉されているものはその限りではない)
  • すぐ飲む、短期保存、長期保存で分けること
  • 保存容器に入れるときは隙間を埋めること
  • コーヒーキャニスターで保存するとオシャレ
  • 冷暗所に置く場合は7~10日、冷蔵庫は1ヶ月、冷凍庫は2ヶ月まで
  • 冷蔵、冷凍共に小分け保存が基本(冷蔵庫ではニオイ移りに注意、冷凍庫は結露に注意)
  • 入れ替えのときに油の付着に注意

 

鮮度が良いうちに飲むに越したことはありませんが、そればかり気にしてコーヒーの風味を楽しめないと意味がありませんよね。

是非、参考にしてください。

 

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