2024/10/11
室内飼いをしている猫は定期的に爪切りをしましょう。
伸びすぎた爪は怪我や病気のリスク要因となるからです。
Contents
爪切りの前に知っておきたいこと
室内飼いの猫は爪切りをするべきですが、外に出る放し飼いの猫は爪切りをしてはいけません。
なぜなら、爪を切ることで、塀や木によじ登ることができなくなるからです。
危険を察知したときに、そうやって逃げようとしても爪が切られているせいでできないとなると、事故の原因となります。
爪切りをするのは猫自身と飼い主のため
室内飼いの猫の爪が伸びすぎると色々と問題が出てきます。
たとえば、以下のようなことです。
- カーテンをよじ登るときに引っかかり、引き抜こうとしてもがいて怪我をする
- 抱っこしたときに飼い主の体に爪を食い込ませる
- 多頭飼いしている猫同士がじゃれて切り傷を負わせてしまう
いずれも猫、飼い主ともにデメリットでしかありません。
後ろ足の爪は切るべき?
前足よりも更に切る難易度が上がるのが、後ろ足です。
体の構造上、猫を抱っこして後ろ足の爪を切ろうとしても暴れて、こちらの腕からすり抜けることが多いです。
また、自分の体の何倍もの高さのところへジャンプする力を持った後ろ足は、力が強いので押さえにくいということもあります。
では、どうするべきかというと、無理して切らなくてもよいが、必要に応じて切るべきとしか言えません。
我が家には3匹の猫がいますが、どの子も後ろ足の爪まではなかなか切らせてくれません。
しかし、無理して切ってもお互いのためになりませんから、巻き爪にだけ気をつけて切れるときに切るようにしています。
気をつけたいのはノミやダニがついたり、ちょっとした怪我が治りかけたときに体が痒くなったときです。
猫は後ろ足の爪で体をかきます。
そのときに爪が伸びていると、切り傷になっていまうことがあります。
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猫の爪切りの頻度はどれくらい?
猫の年齢や栄養状態によって変わってきますが、最低でも一ヶ月に一回を目安として考えてください。
ウチではもう少し頻繁にチェックして、切れるタイミングで切っています。
大体、若い猫で2週間に1回くらい、老猫で3週間~1ヶ月に1回くらいです。
特に若い猫(子猫)ですと、10日に1回くらい切ってあげてもいいと思います。
また、気をつけたいのが老猫です。
爪とぎをする頻度が減るせいで、新たな爪への更新が遅れます。
そうすると、爪がどんどん太くなって湾曲し、肉球に食い込んでしまうことになりかねません。
ですので、老猫の爪はこまめにチェックするようにしてください。
猫の爪切りのコツ、どこまで切るか?
画像提供:https://www.anicom-page.com/all_education_details?type=22&id=133
透明な爪の中にピンクな部分があると思います。
これ、実は血管です。
ですので、その手前までを切るようにしてください。
当然ですが、血管を切ってしまうと血が出ますし、猫に苦痛を与えることになっていまいます。
爪切り⇒痛い⇒怖い
と思われると、なかなか爪を切らせてくれなくなりますので、気をつけてください。
爪切りのときに暴れる猫にはこの方法
言い方は悪いですが、寝込みを襲う方法です。
寝ている猫を膝に乗せてください。
ポイントとしては、できる限り押さえ込まないようにすることです。
猫は拘束されることに恐怖感を覚えやすいからです。
そして、猫の足をそっと持って、爪を押し出すようにして露出させ、切ってください。
ポイントはあまり強く持たないことです。
もし、猫が爪切りをされると気づいて暴れ出したら、一旦中止することも考えてください。
無理矢理、爪を切られることで嫌気が差し、常に暴れるようになることもあるからです。
ポイントは深爪しないこと、無理に切らないこと
猫の爪切りは大変なので、気合を入れてしっかりと切ってしまいがちです。
ですが、あまり深爪しすぎて猫に痛い思いをさせると、次からなかなか切らせてくれないということにもなりかねません。
ですから、おすすめとしては先の方の細くなったところだけ切るやり方です。
そして、こまめにチェックしながら頻繁に切るという方法が個人的にはよいと思います。
また、一気に全部の爪を切ろうとせず、1、2本切れたらラッキーというくらいの気持ちでいた方がよいと思います。
長い時間、爪を切っていると猫が嫌がることが多いからです。
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おすすめの猫用爪切りはコチラ
爪切りは一対一でやることが多いですので、基本的には片手で簡単に扱えるものでなくてはいけません。
もう片方は猫を抱きかかえていないといけませんからね。
猫の爪切りは大きく分けて、ハサミ型とギロチン型の2つがあります。
ハサミ型の良い点は扱いやすいということです。
逆に悪い点としては、力が均等に加わらないので硬い爪だと割れる可能性があることです。
ギロチン型の良い点は、力が均等に加わるということ。
悪い点は、ハサミ型より扱いにくいということです。
どちらも一長一短ですが、目安としては子猫にはハサミ型、成猫にはギロチン型がおすすめということです。
成猫の爪は子猫よりも硬いからというのが理由です。
ハサミ型のおすすめ
小型で扱いやすいハサミ型の爪切りです。
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ギロチン型のおすすめ
特殊炭素鋼で作られた切れ味の良さが特徴の爪切りです。
バネがついているので、切った後も素早く戻って次の爪も切りやすくなっています。
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こちらもおすすめ
また少し価格の高いものでしたら、こちらが断然オススメです。
SUWADAの猫の爪切り
こちらはハサミ型でもギロチン型でもなく、ニッパー型というべきものです。
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ものづくりで有名な新潟県三条市にある諏訪田製作所さんが試行錯誤しながら作った猫専用の匠の爪切りです。
猫の爪切り専用のものなので、片手で扱いやすく、しかも切れ味バツグンなので、猫に負担をかけることがありません。
また猫が暴れて刃先にぶつかっても怪我しないように丸まっているというのもポイントです。
こんな便利グッズもあります
■もふもふマスク
爪切りのときに大暴れして、どうしても切れないというのはよくあることです。
猫は基本的に目隠しをすることで大人しくなりますから、その間に爪を切ることができます。
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■ねこちゃんお手入れバッグ
顔が出ていて周囲が確認できますので、不要な恐怖感を猫に与えないようになっています。
基本的にはキャリーバッグですが、手足が出せるので爪切りのときにもつかうことができますよ。
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子猫の爪切りはいつから?
生後1ヶ月くらいからを目安にしてください。
子猫のうちから慣らしておけば、爪切りをさほど嫌がらない猫に育ちます。
後ろから抱きかかえるようにして、足を優しく持って、爪の先だけを切ってあげてくださいね。
猫の爪切りを頼んだときの料金
どうしてもうまく切れそうにないという方は病院やペットサロンでやってもらいましょう。
病院の場合はお願いすれば診察のついでにやってもらえることもありますが、基本的には料金を支払う必要があると考えておきましょう。
およそ500円くらいが相場です。
また、ペットサロンで爪切りだけをやってもらおうと思ったら、大体500~700円くらいの予算でいけるようです。
耳掃除や部分カットなども同じくらいの値段でやってもらえるようです。
他にも入会金や初回利用料などかかるかどうか、お近くのペットサロンのホームページで料金表を見ておきましょう。
猫の爪切りポイント
- 後ろから抱きかかえる
- 一本の爪を一回で切るようにする
- 爪の先だけを切る
- なるべく時間をかけない
- 嫌がるときは一旦、中止する
以上のポイントに気をつけて爪を切ってあげてくださいね。
コメント
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