2024/10/11
コーヒーダイエットが一時期流行り、今は定着しつつありますが、そのコーヒーの成分中で最もダイエット効果を発揮するのが今回紹介するクロロゲン酸です。
Contents
クロロゲン酸とは
クロロゲン酸はポリフェノールの一種です。
コーヒー豆の中に5~10%近く含まれています。(含有量はカフェインの1~2%よりも多い)
抗酸化作用が期待される他、血糖値の上昇を抑える効果があるため、糖尿病のリスクを減らす効果があると考えられています。
また、その効果によってダイエットにも効果を発揮します。
【参考文献】
クロロゲン酸に期待される効果、効能
5,000種類以上あると言われるポリフェノールの一種であるクロロゲン酸には様々な効果があるとされています。
抗酸化作用
ポリフェノールの代表的な作用の一つが、抗酸化作用です。
抗酸化作用とは、活性酵素による細胞の酸化を防ぐことです。
赤ワインにも多く含まれていることで有名になったポリフェノールは美容にも良いとされ、ブームになりましたよね。
抗肥満作用(ダイエット効果)
クロロゲン酸は糖分の吸収を抑える働きをします。
血糖値の上昇を抑制するので、ダイエット効果が期待できます。
また、脂肪の蓄積を抑える働きをします。
ですので、脂肪肝を予防する効果もあります。
脂肪肝とは、肝臓に余分な中性脂肪が溜まった状態で、放置していると肝硬変や肝臓ガンにつながる可能性もあります。
抗ガン作用
細胞や遺伝子が活性酸素によって傷つけられる(酸化する)と、ガンになる可能性が出てきます。
クロロゲン酸はこの酸化を防ぎ、ガンを抑制する効果があります。
生活習慣病予防効果
活性酸素が血液中で脂質と反応すると、動脈硬化や心筋梗塞といった生活習慣病を引き起こします。
抗酸化作用のおかげで、それら生活習慣病を防ぐことができます。
シミができるのを抑える
クロロゲン酸をとることにより、シミの原因となるメラニンを作る作用が抑えられるという研究結果が出ています。
特に女性には朗報ですね。
【参考文献】
⇒ http://www.agingstyle.com/2015/04/01000085.html
耳鳴り防止にも効果
クロロゲン酸(のほとんど)は、腸内でコーヒー酸とキナ酸に分解され、吸収されます。
キナ酸には神経機能保護作用があります。
これが、内耳や脳神経の機能を高めてくれるため、耳鳴りの改善にも効果があるとされています。
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クロロゲン酸の副作用
クロロゲン酸の副作用として、便秘になりやすいというものがあります。
とはいえ、これは過剰に摂取したときのことですから、1日3~4杯という適量を飲んでいる場合は問題ありません。
また、直接の副作用ではありませんが、コーヒーにはカフェインが含まれますので、クロロゲン酸をコーヒーでとる場合は大量摂取を避けましょう。
過剰摂取すると、不整脈や神経の興奮、不眠などの問題が起きることがあります。
コーヒーを飲む目安は1日3~5杯程度です。
また妊娠中や授乳中の方はカフェインをとらないようにしてください。
胎児や乳児に悪影響があります。
クロロゲン酸にはダイエット効果がある
上でも紹介しましたが、クロロゲン酸の働きとして
- 糖分の吸収を抑える
- 脂肪の蓄積を抑える
というものがあります。
つまり食事の前にコーヒーを飲むことで、急激な血糖値の上昇を防ぎ、脂肪の吸収を抑えることができるということです。
活用しない手はないですね。
【参考文献】
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クロロゲン酸をコーヒーでとろう
コーヒーに含まれるクロロゲン酸の含有量は、1杯(約140cc)につき、約280mgです。
ポリフェノール含有量でいくと、赤ワインの230mgには及びませんが、緑茶の115mgに比べるとかなり多いことがわかりますね。
多くのクロロゲン酸をとろうと思ったら、焙煎や抽出の仕方にも気をつけなければいけません。
クロロゲン酸は熱に弱いので、浅煎りをおすすめします。(挽き方は中挽き)
浅煎りにすると、酸味が強いためやや飲みにくいのですが、クロロゲン酸を摂取するという目的には最適です。
また、抽出方法はドリップで、その際の温度は80度くらいがおすすめです。(ホットで飲んでください)
そして、飲む際は砂糖を控えましょう。
できたらブラックで飲むのが良いのですが、苦手な方は豆乳を加えるなどして飲んでください。
豆乳はご存知の通り牛乳よりカロリーが少ないですし、加えると味がまろやかになります。
インスタントコーヒーでも含有量が多いもの
最近はクロロゲン酸の様々な効果が一般的になったため、インスタントコーヒーでもお手軽にとれるようになりました。
次のような商品を是非ご活用ください。
スリムクロロゲン酸コーヒー 大容量100杯分 100g
※妊娠中、授乳中の型はご使用をお控えください
クロロゲン酸のサプリ
また、コーヒーが苦手な方や、もっと手軽に取りたい方にはサプリがおすすめです。
クロロゲン酸deダイエット
他にクロロゲン酸が含まれる食品
クロロゲン酸はコーヒーに多く含まれる成分です。
元々、コーヒーの生豆から単離されたこともあり、コーヒーポリフェノールと言われるくらいです。
では、コーヒーの生豆以外には含まれないかというと、そうではありません。
ジャガイモ、ゴボウ、さつまいも、なす、リンゴなどの野菜類に含まれています。
それぞれの含有量はコーヒーの生豆よりも少なくなりますので、上で紹介したサプリのようなもので代用する方が良いかもしれません。
まとめ
少し長くなりましたので、クロロゲン酸の効果だけ最後にまとめておきます。
- 抗酸化作用
- 抗肥満作用(ダイエット効果)
- 抗ガン作用
- 生活習慣病予防効果
- シミができるのを抑える
- 耳鳴り防止にも効果あり
これだけ良い効果があるのですから、積極的に活用していきたいですね。
是非、参考にしてください。