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【まごわやさしいこ】日本人に合う食べ物、合わない食べ物や飲み物【地産地消】

time 2016/11/02

【まごわやさしいこ】日本人に合う食べ物、合わない食べ物や飲み物【地産地消】

 

世界的に和食のヘルシーさが評価され、伝統的な和食の良さが見直されている今だからこそ、日本人である私たちにはどんな食べ物が合っているのか再確認しましょう。

具体的な食材を一つ一つ取り上げるというよりは、こういう指針で食材を選びましょうという基準を紹介します。

 

旬の食材を上手に活用する

 

季節ごとに出回る【旬の食材】は是非、活用していただきたいものです。

最近はハウス栽培などが増えて、同じ野菜が年中出回っているため、どの野菜が旬なのか判別することが難しくなっています。

しかし、その季節ならではの旬のものには、四季の中で暮らす私たちの健康を支える力がギュッと詰まっています。

 

旬のものとそうでないものでは、同じ野菜でも含まれる栄養価がまったく違います

当然ですが、味や香りなど、旨味も別のものと言ってよいほど違ってきます。

 

また、旬の時期の方が値段も安く、入手しやすいというメリットもあります。

 

具体的な旬の食材

たとえば、春の山菜のやさしい苦味には、冬の間に体の中に溜まった毒素を排出する力があります。

また、夏が旬のトマトやキュウリ、スイカには体の熱を取る作用があります。

夏場にこれらの旬野菜やフルーツが食べたくなるのは、身体が欲しているからなんですね。

 

そして、秋に旬を迎えるゴボウやレンコンなどの根菜類やきのこ類には、夏に疲弊した胃腸の調子を整えてくれる働きがあります。

冬の食材である白菜やネギ、大根などは加熱調理することで体を温めてくれる効果が期待できます。

 

地産地消を見直す

季節だけでなく、その地域でとれたものが、その地域で暮らす人間の身体に馴染みやすいということが挙げられます。

地産地消というものです。

 

東京などの都市部に住んでいると、なかなか地産の食材を揃えることはできないと思います。

そういうときはなるべく隣市や隣県でとれたものを選びましょう。

それだけでも健康に大きく影響してくるはずです。

 

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地産地消はミネラルウオーターにも

ダイエットには硬水がいいとして、一時期、体重を気にしている方がこぞって硬水のミネラルウオーターを飲んでいましたが、あれは少し考えものです。

なぜなら、硬水はカルシウムやマグネシウムなどの量が多いので、身体に吸収されにくく、場合によっては胃腸や腎臓に負担をかけてしまいます。

お腹を壊すことがあるので、様子を見ながらとるようにしてください。

 

そして、できたらミネラルウオーターも日本のものを選びましょう。

人間の身体は、60~65%(成人の場合)が水分でできています

仮に合わない水を飲んでいたとしたら、体調に大きく影響してくることは間違いありません。

 

逐一買いに行くのが面倒な場合、水のボトルを届けてくれるウォーターサーバーを設置するのもいいかもしれません。


肉や小麦は日本人の身体に合わないことも

魚

 

現代日本人は昔に比べて、格段に肉と小麦の消費量が増えました。

これは食の欧米化によるものだと考えられます。

 

しかし、海外に目を向けてみると、ここ最近、ヘルシーだという理由で日本食がとても流行っています。

脂肪分が少なく、食物繊維が多くとれる伝統的な日本食は、まさに理想的な料理なのです。

 

そもそも日本人はそういった食事を長い間続けていました。

ですので、欧米の人たちが食べるものでも、日本人の身体に合わない食事、食材があります。

 

中でも、小麦はその代表的なものかもしれません。

もちろん、日本人の全員に合わないわけではありませんが、一定程度合わない人はいるはずです。

大腸がんが増えているのも、こういう理由かもしれません。

 

ですので、パンをご飯に、肉を魚に替えてみるなど心がけるのもいいかもしれません。

 

【まごわやさしいこ】をよく噛んで食べる

大豆

 

毎日の食生活で取り入れたい食材があります。

それは、【まごわやさしいこ】です。

  • ま =
  • ご = 胡麻
  • わ = わかめ(海藻類)
  • や = 野菜
  • さ =
  • し = 椎茸(きのこ類)
  • い = いも類
  • こ = 酵素(発酵食品)

のことを指します。

 

どれも日本人である私たちにとっては、おなじみのものですね。

こうした食材を毎日の食生活の基本とすれば、体調を崩すことは少なくなるはずです。

 

【まごわやさしいこ + 玄米】

また、【まごわやさしいこ】に加えて、取り入れていただきたいのが玄米です。

白米を食べ慣れていると、玄米なんてと思ってしまいがちです。

 

しかし、玄米には精米する段階で落としてしまう(ぬか)や胚芽などの栄養たっぷりの部分がついています。

栄養的には白米よりも玄米の方が明確に上なのです。

毎日とるのは無理としても、二日に一回や三日に一回などと決めて食事に取り入れてみてください。

 

ポイントとしては、よく噛んで食べることです。

食物繊維が豊富な玄米や胡麻などは外皮が硬く、消化に悪いという難点があります。

玄米を食べるときは、ゆるめに炊いてもいいと思います。

もし、便に粒がそのまま出てきているなら、きちんと吸収できていない証拠です。

 

 

まとめ

ポイントをまとめておきます。

  • 旬の食材を上手に活用する
  • 地産地消をこころがける
  • 肉や小麦を控える(魚やお米に置き換える)
  • 【まごわやさしいこ】を意識して取り入れる
  • 玄米も活用する

 

以上を意識して、健康な身体になるよう心がけてください。

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