2024/10/11
お肌のケアに保湿が欠かせないのは、もはや常識となっています。
しかし、ひとくちに保湿と言っても、どの程度の水分量が必要なのか、どういうケアをすべきなのかがわからなければ対策のとりようがありません。
重要なのは、現在のご自身の肌の水分量を知ることと、それがどれくらい理想から離れているかを知ることです。
それがわかって初めて、どういった対策をとるかがわかってくるはずです。
Contents
肌の水分量は年齢とともに減っていく
健康な肌は、角質層に20~30%の水分を含んでいますが、理想的な肌の水分量は40%以上と言われています。
年齢とともに肌の水分量は減少していくため、水分量を挙げていくお手入れが必要となってきます。
肌の水分量、年齢別の目安
肌の水分量が年齢とともに落ちてくるというのは、体感されていることと思います。
子どものみずみずしいお肌を見ると、少し羨ましくなりますよね。
とはいえ、ないものねだりをしてもしかたありませんので、各年代の理想的な水分量を紹介します。
ちなみに、47%以上で非常に潤っている状態です。
(赤ちゃんは何もせずとも水分量が50%以上あります)
20代のお肌の水分量目安
25歳を過ぎたらお肌の曲がり角と言われることもありますが、まだある程度、肌は若々しい状態を保っているはずです。
そのせいもあってか、他の年代に比べて、やや油分量が多めです。
水分量と油分量のバランスが崩れると脂性肌やニキビ肌になりやすくなりますので気をつけましょう。
この時期の理想的な水分量の目安は42%以上です。(42~46%が肌が潤っている状態です)
30代のお肌の水分量目安
肌の水分量や皮脂量が少なくなるのが、30代です。
保湿重視でスキンケアを行ってください。
この時期の理想的な水分量の目安は37%以上です。(37%以上が普通の状態の肌です)
もちろんそれよりも高い分には問題ありません。
40代のお肌の水分量目安
肌の老化が進んで、スキンケアの効果がわかりづらくなるのが、40代よりも上の世代です。
この時期になると、肌の奥にある真皮層に効果のあるスキンケア用品を使いましょう。
シワが増えるのは、肌のハリや弾力を支える真皮層の力が弱まっているからです。
なんとか37%以上の水分量にもっていけるよう、スキンケアを頑張りましょう。
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肌の水分量を上げる方法は?
肌の水分量を上げるために、もう一度、下の5つのことに気をつけてください。
お手入れ① 洗顔をしっかりする
肌の上に油性の汚れが残らないようにしっかりと洗いましょう。
油汚れが残っていると酸化して肌にダメージを与える上、水分も浸透しにくくなります。
夜はもちろんのことですが、朝もしっかり洗ってください。
寝ている間に出た皮脂汚れを洗い落としてください。
とはいえ、洗い過ぎは禁物です。
お手入れ② 化粧水はコットンでつける
化粧水を手で付けるとムラになりやすいです。
肌のすみずみまで水分を行き渡らせるために、コットンを使ってください。
なぜコットンを使うのかというと、コットンは含んだ水分をそのまま肌に跳ね返して吸収させる効果があるからです。
なので、同時に美容成分も肌に吸収されやすくなります。
お手入れ③ 適度にフェイスマッサージする
血行を良くすることで水分と美容成分が肌に浸透しやすくなります。
とはいえ、マッサージで肌を強くこすると逆効果です。
マッサージ用のクリームを使用し、ゆっくりと優しく行ってください。
お手入れ④ 十分な睡眠
肌のターンオーバー(新陳代謝)を整えるためには、十分な睡眠が必要です。
ターンオーバーと水分量は密接な関係があります。
睡眠不足の状態は水分量を減らしてしまいますので、気をつけてください。
お手入れ⑤ 栄養のある食事と水分
睡眠と同じく、身体の内部からもできることをしましょう。
栄養補給も水分量アップには欠かせない要因です。
タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素をしっかり摂ると、肌を作る素になってくれます。
正しいお手入れと生活リズムが必須だということです。
体内に取り入れるものについては、次項で具体的に説明します。
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水分量を上げる食べ物、飲み物、サプリ
お肌の水分量を上げるものとして、
- コラーゲン
- セラミド
- ヒアルロン酸
の3つがすぐに思い浮かびますが、今回はセラミドを紹介します。
セラミドが肌の水分量を上げるために重要な理由
水分量を上げる(保つ)には、水分が蒸発しにくい肌を作る必要があります。
ですので、肌の潤いを保つために重要な役割を果たす
- 皮脂
- 天然保湿因子(NMF)
- 角質細胞間脂質
の3つを正常な状態に保たなければなりません。
その中に、水分がたっぷりと蓄えられるようにすることが大切なのです。
皮膚の一番外側にある角質層の水分の約80%は細胞間脂質に含まれています。
セラミドは細胞間脂質の主成分であり、そのうち40%を占めています。
つまり、セラミドを補給することは水分量を上げるのにとても効果があるということです。
ちなみに、セラミドは肌が自ら作り出す保湿物質なのですが、様々な要因(加齢や紫外線の影響など)によりそれを作る力が弱まります。
そうなると角質層の水分が蒸発してしまうので、水分量が下がるということになるわけです。
おすすめの肌水分量測定器
値段がお手頃で機能もある程度、優れたオススメ品を2つ紹介します。
美ルル スキンチェッカー
肌に軽く押しあてるだけで測定ができるという優れモノです。
約3秒で水分量・油分量の測定ができますので、毎日のチェックが負担になりません。
しかも10回分の測定結果が自動保存されますので、昨日と比べてどう変化したのかということが一目でわかるようになっています。
Huntkey フェステ 美肌キープ
水分量をパーセンテージで表示してくれます。
また水分量、油分量、状態を5段階で評価してくれますので、一目でわかりやすく使いやすくなっています。
測定結果は過去5回分記憶してくれています。