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卒乳の時期はいつどうやって? 自然に卒乳する方法、進め方とは

time 2016/07/10

卒乳の時期はいつどうやって? 自然に卒乳する方法、進め方とは

 

食事から栄養を十分にとれるようになると、子どもは徐々に母乳から卒業します。

とはいえ、まだまだママに甘えたい時期ですので、様子を見ながらゆっくりと進めましょう。

 

断乳と卒乳の違い

少し前までは『断乳』と呼んでいましたが、今は『卒乳』という呼び方が一般的です。

 

断ち切るイメージの『断乳』よりも、子どもの気持ちを大切にしつつ自然と離れることができたというニュアンスの『卒乳』の方が母子共に納得しているような気がしますよね。

 

断乳

子どもの様子や都合を考慮せず、「虫歯になるから」「甘えん坊になるから」などの誤った理由で授乳を突然やめてしまうと、子どもがしばらく情緒不安定になることがあります

 

卒乳

断乳に対して、卒乳は母子のタイミングが合ったときに行なうイメージです。

 

卒乳をするにあたって、ママ側の理由としては、仕事への復帰や、体力的・精神的な疲れが出てきたときです。

 

子ども側からの理由としては、食べ物や遊びなど様々なことに興味が高まったときです。

こうなったときは自然とおっぱいへの執着が薄れているはずです。

 

場合によっては、子ども側が自然とおっぱいから離れていくこともありますよ。

 

卒乳を考えるタイミング

3回食になる10ヶ月頃から1歳半が卒乳の目安と言われています。

 

しかし、1歳前後の子どもはまだまだ甘えん坊ですよね。

栄養的に母乳が必要なくても、おっぱいの役割の一つとしてスキンシップという側面があります。

 

寝る前や体調が悪いときなど、母乳をあげることで甘えさせてあげながら、徐々に卒乳を目指すようにしましょう。

 

とはいえ、子どもが欲しがる限り与え続けていたら、周囲から「まだ母乳をあげているの?」と言われることもあると思います。

そのことで悩む必要はありません。

周りの意見より、ママとお子さんがどうしたいかで決めましょう。

 

そろそろ卒乳の時期かもしれないと感じるようになったら、やめる時期や方法を考えましょう。

以下の条件がそろったときが、ひとつのやめどきかもしれません。

 

こんな条件がそろったときに卒乳を考えよう

  • 子どもが1日3食離乳食を食べる
  • 子どもがコップやマグでものが飲める
  • 母乳を飲んだり、飲まなかったりする
  • ママが授乳をやめたいと思っている

 

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ママの言葉はお子さんに伝わります

 

ママの職場復帰、もしくは体力的・精神的な問題から卒乳する場合、『断乳』にならないように計画しましょう。

 

「ママはお仕事に行かないと行けないから、4月になったらおっぱいバイバイしてくれるかな?」

などのように、お子さんに理由と時期を伝えてあげてください

こうすることで心の準備ができます。

 

とはいえ、子どもの気持ちを大切にして急ぎ過ぎないようにしてください。

まずは卒乳する目標日を決めて、徐々に、授乳回数を減らしていってください。

 

卒乳する理由の勘違い

もし、以下のようなことで卒乳しようと思っていたら、それは卒乳の理由としては誤りです。

 

まず、1つは「母乳をあげていると虫歯になる」ということです。

母乳が原因で虫歯になるわけではありません。

正しい歯磨き習慣をつければ、虫歯は予防できます。

 

もう1つは、「食が細いのは母乳のせい」という思い込みです。

母乳が食欲を妨げることはありません。

それよりも外遊びや睡眠時間は足りているかなど、生活全体を見直してみましょう。

 

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卒乳の流れ

では、卒乳の流れをまとめて紹介します。

 

①卒乳の目標日を決める

計画的に卒乳するためには、まず目標日を先に決めましょう

 

できたら連休や長期休暇を選んで、設定してください。

個人差がありますから、1日や2日で完全に卒乳というわけにはいかないお子さんもいます。

 

また、できたらパパもお休みのときがよいでしょう。

お子さんを連れだしてもらって、ママと離れる時間を作ってあげるわけです。

 

②子どもに説明する

赤ちゃんはまだ上手に話せないときでも、大人が話していることの意味を理解しています。

ですから、いつどんな理由でおっぱいをやめるのか説明してあげてください。

 

その上で、目標日に向けて授乳回数を徐々に減らしていきます。

1日5~6日与えていたところを、1日4回、3回、2日と・・・というように減らします。

また、与える時間も短くしていきましょう。

 

そして、この時期から寝かしつけ方法も変えてください。

おっぱいを吸わせて寝かしつけていた場合、

 

  • 歌を歌ってあげる
  • 絵本を読む
  • 背中をトントンする

 

などを試してみましょう。

 

③卒乳成功

以上のようにしっかり準備して、お子さんが納得していれば、卒乳は2~3日で成功します。

もちろん個人差があるので、もう少しかかる子もいます。

 

当然、お子さんによっては思うように進まない場合もあります。

そんなときも焦ったり、意地になったりせず、お子さんの様子を見ながら無理しないようにしてください。

もう一度、しっかり言い聞かせる、ぎゅっと抱っこしてあげてスキンシップするなどしてみましょう。

 

また、授乳時間を減らした分はお子さんと遊ぶ時間に当ててください。

 

  • おもちゃで一緒に遊ぶ
  • お散歩をする
  • おやつタイムにする

 

などがよいと思います。

 

お子さんが小さい時間は短いですし、一度きりしかないものです。

ご自分のためにも、お子さんとの時間を大切にして、母子の絆を深めてくださいね。

 

 

【参考サイト】

 

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