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【暮らしの中のお祝い⑤】新築、開店・開業のマナー、決まり事

time 2016/12/31

【暮らしの中のお祝い⑤】新築、開店・開業のマナー、決まり事

 

 

家を新築する、購入するということは本人にとって、そう何度もあることではありませんから、とてもおめでたいことです。

また開店・開業もそうです。

 

是非、この記事を参考にしてお祝いしてください。

ご自身が披露パーティーなどをされる方もご覧ください。

 

新築祝い

まずは、新築祝いの方からご覧ください。

 

自身が家を新築したとき

新しい一戸建てのおうち

 

家を新築したときは、身内や親しい友人、お祝いをいただいた人などを招待して、披露します。

新築披露は、引っ越しが一段落したところで、招待客が集まりやすい日曜日か休日におこないましょう。

 

家の様子をよく見てもらえるよう、明るい時間帯にするのが基本ですが、招待客の顔ぶれによっては時間を調整します。

当日は、お祝いにいただいた品々を飾っておくのがマナーです。

 

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新築祝いに招かれたときのお祝い

家を新築した親戚や友人から新築披露に招かれたときは、新築祝いを贈ります。

 

新築祝いは、原則として先方の希望を聞いて贈るものです。

家の様子やインテリアの趣味などがわからないまま慌てて贈るより、しばらく住んでみて必要なものができた頃に先方の欲しいものを教えてもらった方が、重複もせず喜ばれます。

 

新築披露の際にはお茶菓子などを持参し、お祝いを後日贈りたい旨を伝え、家を見せてもらいながら雰囲気に合うものを考えたり、直接希望を聞いたりするとよいでしょう。

ただし、勝手に家を見て回ったりしてはいけません。

 

マンションを購入した場合も、披露に招待されたらお祝いを用意します。

表書きは「御祝」や「御新居御祝」とします。

 

リフォームの場合は、披露されたら菓子折などで簡単なお祝いをします。

 

お返しについて

基本的にお返しは不要です。

しかし、新築披露に招待できなかった人や、高額のお祝いをいただいた人には、お祝いの3分の1から半額程度のお返しをしましょう。

 

「建物=容れ物」の縁起をかつぎ、容器類を贈ることが多いようです。

 

タブーな贈り物と忌み言葉

リビング

 

新築祝いには、火事(や火)を連想させる贈り物は避けてください。

たとえば、ライターや灰皿はやめましょう。

また、ストーブやファンヒーターも避けた方が無難です。

赤いものも贈り物としては避けた方がいいかもしれません。

 

そして、

  • 燃える
  • 焼ける

といった火に関係する言葉や、

  • 傾く
  • 潰れる
  • さびれる
  • 破れる
  • 落ちる
  • 終わる

などの、家が傾くことを連想させるような言葉も忌み言葉として避けるようにします。

 

新築の基本データ

水引、のし:紅白、蝶結び、のしつき

表書き:「御祝」「御新築御祝」「御新築祝い」

金額:5千円~3万円。友人・知人は5千円~1万円程度。親戚などの身内は1~3万円が相場。

時期:披露の前日、または当日

お返し:不要。新築披露に招待

 

注意点:新築・開店(開業)祝いともに、ストーブやライターなど、家事を連想させるような火に関係するものはタブー。赤一色のものも避けるため、花を贈るときは色に注意を。

 

開店・開業祝い

OPENという文字が書かれた木片

 

事務所やお店を開くときのお祝いはお花を贈ることが多いと思います。

先方の希望が不明なときはそれが無難ですが、他にも縁起物や実用品を贈るのもよいでしょう。

 

自身が開店・開業して披露パーティーを催す場合

開店・開業する際は、お世話になった人へのお礼や営業も兼ねて、店やオフィスで披露パーティーを開きます。

取引先や予想される顧客、親戚、友人、知人など、できるだけ広く通知して大勢の人に出席してもらい、今後のつきあいにつなげましょう。

 

レストランや飲食店などの場合は、プレ・オープンとして、内輪のお披露目をしたり、特定のお客様だけを招くこともあります。

パーティーに出席していただいた人には、一人ひとり丁寧にあいさつして回り、出席のお礼と今後のお付き合いをお願いします。

 

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自身以外が開店・開業する場合

開店・開業祝いには、縁起物を贈る習慣があります。

招き猫や七福神の置物花輪などを贈ることが多いようですが、お店やオフィスの雰囲気に合わない場合もあるので注意しましょう。

迷ったときは、生花などが無難です。

 

友人・知人としてお祝いする場合は、縁起物にこだわる必要はありません。

本人の希望を優先し、店やオフィスで使う実用品を贈ると喜ばれます。

お祝いの品は、新築祝いと同じく火を連想させる贈り物を避けるほか、忌み言葉にも注意しましょう。

 


 

お返しには店名や会社名の入った記念品を

開店祝いの花輪

 

目上の人に現金を包むのは失礼なこととされますが、開店・開業祝いの場合は問題ありませんし、何かと物入りな時期のご祝儀は喜ばれます

それでも抵抗がある場合は、商品券を贈るとよいでしょう。

親しい間柄なら、開店当日にお手伝いをしたり、取引先を紹介するのもお祝いの方法です。

 

お返しについて

お祝いのお返しには、引き出物として記念品を用意します。

かさばらない品物に、店名や会社名、電話番号などを印刷して名前を覚えてもらいましょう。

 

開店・開業の基本データ

水引、のし:紅白、蝶結び、のしつき

表書き:「御祝」「祝 御開店(開業)」「御開店(開業)御祝」

金額:5千円~5万円。友人・知人は5千円~1万円程度。親戚などの身内は1~5万円が相場。

時期:開店の前日まで、または当日

お返し:不要。新築披露に招待

 

注意点:新築祝いと同じく、家事を連想させるような火に関係するものはタブー。縁起物を贈ることが多いが、友人として贈るなら、店やオフィスで使うタオルや花瓶、傘立てなど実用的なものを。

 

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