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肘が痛い原因はこれかも?見逃しがちな症状とケア方法

time 2024/09/23

肘が痛い原因はこれかも?見逃しがちな症状とケア方法

日常生活や仕事、趣味の活動の中で、ふと気づいたら肘が痛くなっていることはありませんか?

肘の痛みは、単なる筋肉の疲労や一時的な不快感だと見過ごしがちですが、放置しておくと慢性化したり、日常生活に支障をきたすこともあります。

 

この記事では、肘が痛くなる原因と、見逃しがちな症状、そしてセルフケア方法について解説します。

 

肘の痛みの原因とは?

肘が痛む原因は多岐にわたり、その症状や痛み方によって考えられる要因が異なります。

ここでは、肘の痛みによく見られる原因をいくつか挙げてみましょう。

 

1. テニス肘(外側上顆炎)

テニス肘は、肘の外側に痛みが生じる症状で、名前の通り、テニスのプレイヤーに多く見られることからこの名称がついています。

肘の外側にある腱が繰り返しの動作や負荷によって炎症を起こし、痛みを引き起こすことが多いです。

テニスをしていなくても、日常生活や仕事で手を頻繁に使う場合にも発症することがあります。

 

2. ゴルフ肘(内側上顆炎)

テニス肘とは逆に、肘の内側に痛みが発生するのがゴルフ肘です。

これも繰り返しの動作が原因で発生しやすく、ゴルフをする人や、腕をひねるような動作を多く行う人に多く見られます。

具体的には、ゴルフスイングやドライバー作業、重い物を持ち上げる作業などが該当します。

 

3. 変形性肘関節症

加齢や関節の使い過ぎにより、肘の軟骨がすり減り、関節に変形が起こることがあります。

これにより、肘の痛みや違和感が生じるのが変形性肘関節症です。

初期症状では、軽い痛みや動かしにくさ程度で済むことが多いですが、放置すると慢性的な痛みに発展し、関節が硬くなり動かしにくくなることもあります。

 

4. 神経の圧迫(肘部管症候群)

肘の内側には尺骨神経が通っていますが、何らかの原因でこの神経が圧迫されると、肘や前腕、さらには小指や薬指にしびれや痛みが生じることがあります。

これを肘部管症候群と呼びます。主な原因としては、長時間の肘の曲げ伸ばしや、同じ姿勢を保つことが挙げられます。

特にデスクワークや寝姿勢が原因で発症することが多く、見逃しがちな症状です。

 

5. 肘の打撲や外傷

肘をぶつけたり、転んで肘を強打したりした際に、骨折やひびが入る場合もあります。

強い衝撃を受けた際は、すぐに痛みが感じられることが多いですが、軽度の外傷の場合、すぐには痛みが出ず、数日後に痛みや腫れが出ることもあります。

 

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見逃しがちな症状

肘の痛みは、日常的な動作の中で発生することが多いため、以下のような症状が見過ごされることがあります。

早めに気づき、適切なケアを行うことが重要です。

 

軽い痛みや違和感

時々感じる軽い痛みや違和感は、疲れや一時的な問題だと誤解されがちです。

しかし、こうした軽い症状が続く場合、肘の関節や腱に負担がかかっているサインかもしれません。

軽視せず、早めにケアを行いましょう。

 

しびれや感覚の鈍さ

肘の痛みと同時に、指先や前腕にしびれや感覚の鈍さを感じる場合、それは神経が圧迫されている可能性があります。

特に、長時間のデスクワークや肘をついた姿勢が原因で発症しやすいので注意が必要です。

 

痛みが夜に悪化する

肘の痛みが特に夜に強くなる場合、炎症や神経の問題が進行している可能性があります。

寝ている間に肘を動かさず、同じ姿勢が長時間続くことが、痛みを悪化させる要因です。

 

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肘の痛みを緩和するセルフケア方法

肘の痛みを感じた際には、早めのケアが必要です。以下の方法で痛みを軽減させ、再発を防ぎましょう。

 

1. 休息をとる

肘の痛みが出たら、まずは痛みの原因となる動作や負荷を避け、しばらく休息をとりましょう。

肘の使いすぎが原因の場合、休むことで腱や筋肉の炎症が自然に治癒することが期待できます。

 

2. アイシング

炎症を抑えるためには、痛む箇所を冷やすことが効果的です。

アイスパックや氷を使って、痛みのある部分を1回につき15~20分ほど冷やしましょう。

ただし、皮膚に直接氷を当てないように注意し、タオルなどで包んで使用します。

 

3. ストレッチとエクササイズ

肘周りの筋肉を適度にストレッチすることで、緊張を和らげ、柔軟性を向上させることができます。

特に、テニス肘やゴルフ肘に対するストレッチは、症状の緩和に効果があります。

さらに、軽いエクササイズで腕の筋力を鍛えることで、再発予防にもつながります。

 

4. サポーターの使用

肘をサポートするためのサポーターやテーピングを利用することで、日常生活での動作による負担を軽減できます。

特に、スポーツや重労働を行う際には効果的です。

 

5. 姿勢を改善する

デスクワークや長時間の作業を行う際、肘や肩、背中の姿勢に気を配ることで、肘への負担を減らすことができます。

腕を肘の高さに合わせ、肘を直角に保つよう心がけましょう。また、定期的に休憩を取り、肘を動かすことも重要です。

肘置きのある高さ可変式の椅子にするのもいいと思います。

 

 

まとめ

肘の痛みは、軽視すると慢性化したり、さらなる症状を引き起こす可能性があります。

早めに原因を見つけ、適切なケアを行うことで、日常生活や仕事での不快感を軽減し、健康な状態を保つことができます。

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