2024/10/11
赤ちゃんや子どもの突然の癇癪は、多くの子育て中のママが経験する悩みです。
自宅で起きた場合は冷静に対処できますが、外出先で癇癪を起こしてしまうと、周囲に迷惑になってしまうので焦りますよね。
そんなとき、なぜ癇癪が起きるのかという原因と、その対処法を知っていれば適切に対処できると思います。
この記事では、癇癪の原因と、それがどんなものか、そして効果的な対処法を紹介します。
Contents
赤ちゃんの癇癪 その原因
赤ちゃんは成長により自我をもちます。
これは赤ちゃんの脳が急激に発達することにより、出てくるもので、早ければ1歳くらいで癇癪を起こすようになります。
自我が出てくると、自分の思い通りにしたいと考えるようになります。
ですが、まだ幼いため、上手くできなかったり、それを周囲の人に伝えられなかったりすることにより不満やイライラを抱えるようになります。
これを表現するために、泣いたり騒いだりするのが、癇癪と呼ばれるものです。
大人から見ると異常な泣きわめき方と叫び方、暴れ方なので、発達障害ではないかと考える親御さんも少なくありません。
しかし、その心配は少し早いかもしれません。
というのも、多くの場合は、年齢を重ねて感情のコントロールができるようになり、自分の言葉で気持ちを表現できるようになると自然に治まるようになるからです。
癇癪にはどんなものがあるのか
さまざまな症状があり、個人差もあります。
代表的な症状には、
- ギャンギャンわめき泣きする
- テーブルなど近くの物をたたく
- 付近の物を投げる
- 手足をバタつかせる
- 奇声をあげる
などがあります。
周囲もびっくりするような奇声をあげる場合もあり、そんなときは何か障害があるのではと疑うパパママもいますが、それだけで障害があると判断しないでください。
正常に発達している場合も奇声を発することがあるので、あまり神経質になる必要はありません。
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癇癪に対する効果的な対処方法とは
対処法を6つ紹介します。
無視しない
疲れているときや忙しい時などは無視したくなる時もありますが、基本的に無視はよくありません。
癇癪で自己表現しているのに相手にされないと、自己表現の方法に影響がでてしまいかねません。
しかし、成長して2~3歳になった時に、自分の要求を突き通すためだけに癇癪を起こしているという場合には、相手にしないで見守るというのも有効です。
この辺の見極めはパパママがしっかりと行ってください。
感情的にならない
忙しいとき、体調が悪いときなどに、赤ちゃんが癇癪を起こすと、パパママもイライラすることがあるかもしれません。
しかし、そんなときでも、感情的になってはいけません。
大人が感情的になると、子どももその感情が自分に向けられていることを察してしまい、癇癪がひどくなりやすい傾向があります。
イラッとした場合は深呼吸するなり、一呼吸置いて、その間に気持ちを整えてください。
抱きしめる
抱きしめてストレスを受け止めてあげるのも有効です。
思いやりをもって優しく声をかけながら抱きしめてあげると興奮状態もおさまりやすくなります。
スキンシップも大事なので愛情をもって接してあげましょう。
おもちゃなどで気を逸らせる
自宅であるなら、お気に入りのおもちゃなどで気を逸らせてみましょう。
それが荷物にならないものでしたら、外出するときに持ち歩くのも良いかもしれません。
もちろん、家の中と外では状況が違うので、外でおもちゃが効果を発揮するかはわかりません。
しかし、選択肢の一つとして持っておくのも悪くないと思います。
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刺激の少ない場所に移動する
周囲に人がいると大人が焦ってしまい、冷静に対応できなくなることもあります。
すぐに静かにさせようとして、感情的になるのはよくありません。
冷静になれる静かな場所で対応しましょう。
ルールやマナーを説いて教える
少し大きくなって言葉がちゃんと通じるようになったときは、そろそろ社会性を身に着ける時期です。
「他の人たちに迷惑がかかっているよ」
「ここは騒いじゃいけないところだからね」
と説明して、教えてあげるようにしましょう。
こういったしつけは早いうちからやっておくべきです。
まとめ
癇癪は個人差が大きく、表現方法や有効な対処方法などもそれぞれです。
「隣りの○○ちゃんはおとなしくて良い子なのに」、といった比較は意味がありません。
いたずらに我が子に厳しく当たってしまいかねないので、そういう考え方は止めた方が無難でしょう。
基本的に、癇癪はどんな赤ちゃんも程度の差はあれ、起こします。
そのことだけをとらえて、病院へ行く必要はありません。
とはいえ、あまりにひどすぎると判断した場合は、周囲の子育て経験者や地域の保険担当者にアドバイスをもらってください。
一人で抱え込むのが一番いけませんので、そういうときは周囲の人たちに頼ってくださいね。
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