2024/10/11
長寿を祝うことを『賀寿』と言います。
還暦から祝うのが一般的です。
還暦に赤いちゃんちゃんこを贈るならわしは、十干十二支が一巡りして、生まれた年の干支に戻ることから『赤ちゃんに戻る』という意味で、赤い品を贈るようになったからだと言われています。
最近は赤い頭巾やちゃんちゃんこを贈ることは少なくなりましたが、赤は魔よけの意味もあるため、赤い小物を贈ると縁起が良いとされています。
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最近は古希から祝うことも
昔に比べて医療水準が上がって寿命が延びたおかげで、還暦ではまだまだ現役の人も多いですよね。
そういうことから、本格的な長寿のお祝いは古希(70歳)くらいから行なうことが多いようです。
本人の健康状態を考慮しながら、身内で盛大に祝いましょう。
現在では、70歳が長寿と言えないくらいになりましたが、多くの人が現役を引退し、余生を楽しむ節目として、お祝いしたいものですね。
ちなみに、古希には紫色の座布団を贈るならわしがありますよ。
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お祝いとお返し
お祝いは長寿にふさわしい品質のものを贈りましょう。
長寿はその一年間めでたいとされるので、遅れて知った場合はお祝いの手紙を添えて後から贈ったとしても失礼には当たりません。
贈り物には衣類やアクセサリーなど身に着けるものや、旅行券、食事券、趣味のものなどが人気のようです。
こちらも参考にしてください。
お返しの目安はいただいた金額の半分から3分の1程度とし、祝宴を開いた場合は「内祝」として縁起のよい記念品を贈ります。
長寿の祝いの名称と由来
では、60~100歳までに祝う長寿の祝いの名称をどうぞ。
還暦
60歳。
60年で十干十二支が一巡りし、満60歳には生まれた年の干支に戻ることから。
『本卦還り(ほんけがえり)』ともいいます。
古希
70歳。
中国・唐の時代の詩人・杜甫(とほ)の詩『曲江』の一説『人生七十古来稀なり』に由来しています。
喜寿
77歳。
『喜』の文字を草書体にしたときの形が、『七・十・七』に見えることから。
傘寿
80歳。
『傘』の文字の略字『仐』を分解すると、『八』と『十』になることに由来しています。
米寿
88歳。
『米』の字は分けると『八・十・八』になることに由来しています。
卒寿
90歳。
『卒』の略字、『卆』が『九』『十』に分けられることに由来しています。
白寿
99歳。
『百』の字から『一』を引くと『白』になることから。
あと一歳で百歳になるという意味です。
百賀
100歳。
『上寿』(じょうじゅ)ともいいます。
百歳から先は『賀』を使い、101歳は『百一賀』と言います。
百歳からは毎年祝うようにします。
長寿の祝い、基本データ
金額:1~10万円
時期:誕生日や祝宴の前日までに
水引、のし:紅白か金銀、蝶結び、のしつき
表書き:「寿」「御祝」「祝○○」
お返し:お返しをする場合は縁起の良い記念品を一律に贈る。『内祝』に本人の名前を書く
かつては数え歳で祝いましたが、最近は満年齢で祝うのが一般的です。
(※還暦だけは現在も数え年で祝うことが多いようです)
祝う時期は満年齢なら誕生日頃、数え歳で祝うなら該当年の正月過ぎ辺りを選んでください。
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コメント
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by 還暦祝いのプレゼントは何がいい? 父母に分けておすすめを紹介 | 生活の知恵どっとこむ 2016年12月30日 4:08 PM