2024/10/11
結論から言うと、コーヒーには偏頭痛を治す効果があります。
しかし、それも場合によるので、要注意です。
また、コーヒーを飲んだことにより偏頭痛が発生するというケースもあります。
これらの症状を引き起こすのは、全てコーヒーに含まれるカフェインによるものです。
以下、詳しく説明します。
Contents
偏頭痛の主な2つの発生原因とカフェインの効果
偏頭痛の発生には主な原因が2つあります。
偏頭痛の発生原因① 脳の血管が膨張する
1つ目の発生原因は脳の血管が膨張することによって起こるものです。
- 血管が膨張
- 周囲の神経が刺激される
- 炎症が発生
- 痛みが引き起こされる
というメカニズムです。
この場合、カフェインの摂取が効果を発揮します。
カフェインには血管を収縮させる効果があります。
つまり、
- (コーヒーを飲むことで)カフェインを摂取
- 脳の血管が収縮する
- 偏頭痛が軽減される
という一連の流れで偏頭痛が軽減されます。
できれば、偏頭痛がきそうな前触れがあったときに、コーヒーを飲むようにしてください。
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偏頭痛の発生原因② 緊張型頭痛
2つ目の発生原因は、緊張型頭痛です。
緊張型頭痛はデスクワーカーの方に多い症状です。
- 首や肩周りの筋肉が(長時間)緊張する
- その部分の血流が悪くなる
- 乳酸やピルビン酸などの老廃物が溜まる
- 老廃物が周囲の神経を刺激する
- 頭が締め付けられるような頭痛が発生
というメカニズムです。
この場合、コーヒーを飲むことでカフェインを摂取すると、血管が収縮して血流がさらに悪くなります。
よって、緊張型頭痛の場合は症状を悪化させますので、カフェイン摂取を控えてください。
偏頭痛の発生原因2つのタイプの判別方法
上記2つのタイプの偏頭痛をどう判別するかというと、
- ひどい肩こり
- 首や背中の張り
を感じた場合、それは緊張型頭痛です。
その場合はコーヒーを飲むのを控えてください。
緊張型頭痛への対策は
- 入浴(湯船に浸かる)
- 軽い運動やストレッチをする
などです。
血流をよくすることで、改善されるはずです。
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カフェインの過剰摂取は頭痛を引き起こすことも
気をつけたいのはカフェインの過剰摂取です。
前述した通り、カフェインには血管収縮作用があります。
そのせいで、身体が慢性的にカフェイン中毒状態になると、常に血管収縮が起こった状態になります。
しかし、そのカフェインが抜けたとき、血管が本来の大きさに戻ろうとします。
その作用で血管が周囲の神経を圧迫し、偏頭痛が発生することになります。
コーヒーの適正量とは
では、カフェインの過剰摂取にならない程度はどれくらいかというと、
成人男性で一日にマグカップ3杯くらいが適量です。
眠気覚ましに、ちょっと気分を変えたいとき、リラックスしたいときにコーヒーはてきめんの効果をはっきしてくれます。
とはいえ、過剰摂取は健康を害することになりますから要注意ですね。
頭痛以外のカフェイン過剰摂取による3つのデメリット
頭痛以外にもカフェイン過剰摂取のデメリットがあります。
- カフェインが胃液の分泌を促すため、過剰摂取すると胃が荒れて胃痛の原因に
- ミネラルや鉄分吸収を妨げるため、貧血や栄養不足の原因に
- 覚醒作用があるため、自律神経を乱す原因に
何事もそうですが、必要以上の摂取は良いものでも悪影響があるということですね。
カフェインには軽い中毒性がありますので、くれぐれも摂取しすぎには気をつけてくださいね。