2024/10/11
まず、結論から言うと、2通りの考え方があります。
- 赤ちゃんが身体的に成長する生後6~7ヶ月頃から(個人差アリ)
- 本格的な卒乳から逆算して始める
1と2を順番に説明していきます。
Contents
1. 生後6~7ヶ月から始める
生まれてすぐの赤ちゃんは、まだ消化器が発達していないので、一度に多くの母乳を飲むことができません。
そのせいで、通常3時間おきに授乳する必要があります。
しかし、生後6ヶ月くらいになると、離乳食もスタートする頃ですし、一度に飲める母乳の量も増えてきます。
これは実際に授乳されているママさんが一番わかっていることだと思います。
その次の授乳まで6~7時間くらい空いても、赤ちゃんはさほど空腹を感じずにいられるはずです。(※個人差があります)
ですから、就寝前に授乳すれば、朝まで空腹を感じずに眠れるような身体になっているわけです。
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2. 本格的な卒乳から逆算して始める
本格的な卒乳から逆算して始める場合は、卒乳する日にちを決め、そこから3~4ヶ月前に始めると良いでしょう。
こうすることで赤ちゃんを少しずつ乳離れさせていき、それに慣らしていくことができます。
添い乳すらしなくても良いようになると、ママさんも夜ゆっくり眠れるようになります。
そうすれば、睡眠不足によるストレスも溜まらなくなりますし、赤ちゃんもママさんも気分よく過ごすことができるようになります。
この考え方でいくと、ちょうど一歳で卒乳しようと考えている場合は、だいたい生後8~9ヶ月くらいから夜間断乳を始めることになります。
夜間断乳に大事な赤ちゃんの知性の発達
生後5~6ヶ月くらい経つと、赤ちゃんは寝返りができるようになったり、自己主張するようになったりします。
自己主張するということは感情表現ができるようになったということですから、ママさんの言葉も徐々に理解し始めます。
ですから、言い聞かせが通じるようになります。
もちろん、ママさんがしゃべる言葉をすべてわかっているわけではありません。
しかし、こちらが伝えようとしていることを、赤ちゃんも理解しようとしてくれます。
「もう暗くなってきたから、ねんねしようね」
外を見せながらこう言えば、赤ちゃんは【外が暗くなった = 寝る時間】だと理解するようになります。
なぜならば、赤ちゃんは知性が発達してきているので、外が暗くなったということがわかるからです。
そこで、ママさんが【ねんねの時間】だと教えてあげるわけですね。
「いや、うちの子はまだ言葉を理解できていない」
そうおっしゃるママさんがいたら、逆に、
「じゃあ、いっぱい話しかけて赤ちゃんに理解してもらおう」
と考えてください。
そうすることで、赤ちゃんとのコミュニケーションもはかれますから一石二鳥ですよ。
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夜間断乳するにはおっぱい以外の就寝方法を覚えさせる
赤ちゃんが夜泣きをしてしまう理由は睡眠サイクルと関係しているようです。
大人でも、浅い眠りのときに怖い夢を見て、ふっと起きてしまうことがあると思います。
赤ちゃんもこれと同じです。
しかし、大人と違って赤ちゃんはそれが夢だというように自分を納得させられません。
だから怖かったり、不安な気持ちで夜泣きをしてしまうのです。
ママさんがそこで、ずっとおっぱいをあげていると、赤ちゃんは【夜泣き = おっぱい】という認識をしてしまいます。
そうなると、いつまで経っても夜間断乳はできません。
ですから、就寝方法を教える意味でも、おっぱいをあげずに優しく声をかけてあげて体に触ってあげてください。
「まだ夜だからねんねしようね」
と声をかけてあげるだけでも、赤ちゃんは落ち着くことができるはずです。
【夜間断乳の詳しい方法はコチラをどうぞ】
夜間断乳をするメリット
では、夜間断乳するメリットを簡単に紹介します。
- ママさんも赤ちゃんもぐっすり眠れる
- ぐっすり眠れるからストレスを感じない
- 赤ちゃんが就寝方法を覚えることができる
- 乳腺炎のリスクを減らす
- 赤ちゃんが虫歯になるリスクを減らせる
また、夜間に授乳をしないことで、朝起きたときに赤ちゃんが空腹を感じるので、離乳食を食べてくれやすいというメリットもあります。
【各項目の詳しい説明はコチラをどうぞ】