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子供の成長の妨げになる過保護な親の特徴6つ

time 2016/01/17

子供の成長の妨げになる過保護な親の特徴6つ

 

母親として我が子を愛おしく想い、自分の命に代えても守りたいと思うのはごく自然なことです。

しかし、その気持ちが強すぎるあまりに、子供の成長を邪魔してしまうことがあります。

 

最近、社会問題化しつつある過保護もその一つです。

どんなことが過保護になり、その結果、子供にどんな影響があるか6つにまとめましたので、ご覧下さい。

 

過保護の実例その① 必要以上にレールを敷きたがる

トマトを食べさせられそうになっている女の子

 

母親自身がそれまで経験してきた人生観から、「あれをやらせなきゃ、これをやらせなきゃ」と必要以上に考えていませんか。

子どもの将来を考えて習い事をさせたり、進路について考えたりすることは親として間違いではありません。

 

しかし、それは子どもの意志ではないということも、心のどこかで覚えておいてください。

そして、子どもが自分の意志を示し始めたときに、ちゃんと耳を傾けてあげてください。

それは単に親へ反抗しているのではなく、成長の証です。

 

もちろん、子どもが「ああしたい、こうしたい」と言っていることを全て承認しろと言っているのではありません。

それを受け入れる心の余裕を持っていることが大事だということです。

 

それを続けるとどんな人間に成長するか

自分の意志で物事を判断できなくなり、いつまでも他人に依存してしまう人間になってしまう。

 

過保護の実例その② 付き合う友達を勝手に選ぶ

これは前項の『レールを敷きたがる』こととも近いのですが、あなたが付き合う友達を決めてしまうことです。

幼稚園、小学校と子どもの社会が広がるにつれ、良い影響を与えなさそうな子も現れてくると思います。

 

しかし、社会に出たらわかりますが、世の中には様々な人がいて、色々な価値観があります

小さい頃から、色んな人と付き合ってみることも子供の世界観を広げるには良いことだと思います。

 

また、あなたから見たら悪い友達のように見えても、子どもにとってはそうでないこともあり得ます。

 

それを続けるとどんな人間に成長するか

多様な価値観を受け入れづらい大人になる

 

過保護の実例その③ プライバシーを侵害する

子どもは成長するにつれ、少しずつ親離れしていきます。

自然と親子の会話も少なくなり、子どもが外でどんなことをし、どんな友だちと付き合っているのかわからなくなります。

 

だからといって、全てを知ろうと子どもの机の引き出しを勝手に開けて調査したり、携帯電話をチェックしたりするのは間違いです。

なぜかというと、それをされた子どもはストレスがたまりますし、自己肯定感が下がります

 

ですから、知りたい気持ちをぐっとこらえましょう。

母親ができることは子どもが辛そうにしてたり、落ち込んでいたりしたときに声をかけてあげることです。

どうしたの?」「何かあった?」と問いかけてあげましょう。

 

それを続けるとどんな人間に成長するか

自己肯定感を持つことができなくなり、自分に自信のない大人に成長する

 

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過保護の実例その④ 子どもの気持ちを先回りする

子どものちょっとした表情や仕草を読み取って、何をしたいかを察し、それをやってあげていませんか?

 

赤ちゃんのときは自分で何もできませんから、母親がすべてやってあげるのは当然です。

しかし、成長して自分の意志が伝えられるようになってからも、それを続けていると問題が起きます。

 

なぜなら、自分の意志や欲求を誰かに伝えるという力が育たないからです。

ですから、子どもに質問することで意思を伝える力を引き出してあげてください。

具体的には、「あなたはどうしたいの?」「どう思う?」という質問をしてください。

 

それを続けるとどんな人間に成長するか

社会に出たときに大事な『コミュニケーション能力』の発達を妨げることになる。

 

泣く男の子

 

過保護の実例その⑤ 身の回りのことを全てやってあげる

運動会や遠足など学校行事の前準備、子ども部屋の掃除などやってあげていませんか?

 

確かにそれらは面倒で時間のかかることですし、子どもにやらせようとすると段取りの悪さから余計に時間がかかります。

しかし、だからといって親がそれをやると、子どもが創意工夫して時間を節約する能力を発達させることを妨げます

 

また、面倒なことは誰かがやってくれるという自堕落な考えを持ってしまうことにもなりかねません。

子どもに勉強をしてほしいからといって、身の回りのことを全てやってあげるのは間違いです。

 

それを続けるとどんな人間に成長するか

クリエイティブな能力を持たない大人になりかねない。

 

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過保護の実例その⑥ 自分が危ないと思うことをさせない

子どもが高いところに登ったり、そこから飛び降りたりしようとしているのを見るのはハラハラします。

しかし、それらを禁止することは決して子どものためになるわけではありません。

子どもは遊びの中から身体の使い方やバランス感覚を養います

 

もちろん、大きなケガをしそうなことをあえてやらせろというわけではありません。

しかし、何もかも禁止するのは子どもの身体のことを考えるとマイナスにしかならないということです。

 

それを続けるとどんな人間に成長するか

身体の使い方がわからず、運動音痴な人間になる

 

まとめ

長くなったのでまとめます。

これはやめた方がいいという過保護な親の特徴6つです。

  • 必要以上にレールを敷きたがる
  • 付き合う友達を勝手に選ぶ
  • プライバシーを侵害する
  • 子どもの気持ちを先回りする
  • 身の回りのことを全てやってあげる
  • 自分が危ないと思うことをさせない

 

これらはすべて子どもの成長を阻害することになりますので、気をつけましょう。

 

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