2024/10/11
二人目を妊娠中に、上の子の授乳を続けるかどうかについて、お悩みの方はいらっしゃると思います。
おっぱい大好きな赤ちゃんを育てていると、余計に考えてしまいますよね。
もしかしたら、妊娠中に授乳することで流産しやすいという話を耳にして、不安を感じているママさんもいるかもしれません。
この記事では、妊娠中に授乳することについてまとめましたので、是非参考にされてください。
Contents
まず、これに当てはまる方は妊娠したら断乳してください
まず、以下に当てはまる方は、断乳されることをオススメします。
- 頚管無力症、絨毛膜下血腫などで、切迫流産や早産したことがある
- 今回(二人目)の妊娠で、頚管無力症や絨毛膜下血腫と診断された
- 双子、逆子などのハイリスク妊娠
これらに当てはまる方は流産のリスクを高めることになりかねませんので、断乳することを考えてください。
2人目を妊娠したら、断乳しないと流産する?
では、次に妊娠中に授乳したらなぜ流産するかについて、説明します。
赤ちゃんに授乳すると、乳首から受ける刺激により、子宮収縮を促す『オキシトシン』(※)というホルモンが分泌されます。
これは子宮を回復させるために必要なホルモンです。
しかし、妊娠しているときには注意しなければいけません。
特に、妊娠初期には胎盤が形成されるなど胎児の成長が著しいときですので、子宮が収縮することによりお腹が張る感覚や痛みを伴うことがあります。
また、妊娠後期になると、オキシトシンの分娩誘発効果により、早産になる可能性もあるようです。
※オキシトシン・・・子宮復古、分娩誘発、微弱陣痛などの効果があるホルモン。また、『幸せホルモン』と言われ、不安や恐怖心を減少させたり、ストレスを緩和させるものとして注目されている
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最近はこう指導されることが多いようです
妊娠中に授乳していいかどうかについては、医師や助産師によって意見が分かれているようです。
最近は
という指導がされることが多いようです。
断乳することを考えるべき体の症状
また、以下のような状態になった場合は医師に相談してください。
- 授乳すると、おなかに強い張りを感じる
- 出血している
- お母さん自身の体重が妊娠中に減ってきている
また、過去に『低出生体重児を出産したことがある』場合も医師への相談が必須です。
結局、妊娠中の授乳はやめるべき?
上に書いた説明を読んでいただき、最終的にはママさんの判断になります。
授乳を続けるのであれば、妊婦健診できちんと診断してもらってくださいね。
付け加えるなら、赤ちゃん(上の子)がどういう状況かということも考慮に入れるべきかもしれません。
たとえば、妊娠がわかったときに上の子がまだ一歳になっていない場合、いきなり授乳をやめると赤ちゃんが戸惑うかもしれません。
しかし、一歳を過ぎていれば、離乳食を食べているでしょうし、そろそろ卒乳を考えてもいい時期ではあります。
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妊娠中に授乳するときの注意点
気をつけるべきは、流産や早産です。
これは子宮収縮だけが原因ではありません。
夜間にも授乳をしている場合は疲れがたまり、体調を崩してしまいがちです。
そうなると、流産や早産してしまう原因にもなりかねませんので、気をつけてください。
ですから、夜間だけ断乳することを考えられるといいかもしれません。
【夜間断乳についてはこちらをご覧ください】
また、繰り返しになりますが、お腹の張りや痛み、出血がある場合は授乳をやめ、すぐに医師の診察を受けてください。
まとめ
授乳は赤ちゃんとの絆を深める大切なものです。
また、そうしている時間というのは、二度と戻って来ないかけがえのないものです。
ですから、妊娠しても赤ちゃんが欲しがっているうちは与えたいと思うのが自然なことかもしれません。
とはいえ、授乳を続ける際には、赤ちゃんとご自分の体調を見極めながら、また、医師と相談しながら進めていってくださいね。