2024/10/11
母乳が出なくなって徐々に卒乳したときはスムーズにいきますが、時期を決めて卒乳する場合は母乳は出続けます。
この記事では、そういうときにどうすれば母乳を止められるかを説明します。
断乳したのに母乳が出る
意図的に授乳を止めて断乳した場合、赤ちゃんに飲ませなくなったからといって、すぐに母乳が止まるわけではありません。
これまで一日数回、多い人は数時間おきに母乳を飲ませていたのですから、体はそのサイクルで母乳が必要だと判断して作り続けます。
その結果、胸がパンパンに張ってしまって痛みが生じたり、人によっては乳腺炎を起こすこともあります。
母乳を止めるには
胸が張って痛いからといって、そのたびに母乳を大量に搾っていたのでは、体はいつまでたっても母乳が必要だと勘違いして作り続けますから、母乳が出なくなることはありません。
搾る場合は痛みが和らぐ程度にして、回数もできるだけ控えるようにしましょう。
まず、断乳直後のその日はおっぱいを温めないようにして、湯船にもつからないようにしましょう。
そして、その後もおっぱいをあたためないようにシャワーにし、はじめのうちは搾乳を1日1回お風呂上がりに、そして徐々に2~3日に間隔を延ばしていきましょう。
搾るとまた出るからと全く絞らずに我慢する人もいますが、全く絞らずにいても痛みが強くなるばかりですし、乳腺炎のリスクも高まります。
軽く搾る程度なら問題ないので、時間をかけて止めていくようにしましょう。
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「おにぎり搾り」で搾乳しよう
絞るときに、乳首を刺激すると赤ちゃんが吸っていると勘違いして乳腺が母乳を分泌しやすくなります。
また、おっぱいの付け根のあたりを刺激するのも母乳分泌を促進させるようです。
ですから、搾るときは胸全体を両手で包むようにして身体をかがめて、おにぎりを握るように母乳を押し出してやります。
このおにぎり搾りが絞るときの基本です。
参照:https://millymilly.jp/column/35351
冷やすのが効果的
なかなか母乳が止まらないと、カチカチにおっぱいが張ってしまい、熱を帯びるように感じることがあります。
そんなときは、冷やすことで痛みを和らげ、乳腺炎にならないように予防しておきましょう。
冷やしてもすぐに張りが収まるわけではありませんが、少し楽になるはずです。
この冷やすという行為は、熱を取って炎症を抑えるだけでなく、母乳が分泌しにくくなるため、おっぱいが張りにくくなるという効果もあります。
冷やしすぎが気になる場合は、キャベツの葉を胸に当てるキャベツ湿布や、すりおりしたジャガイモを小麦粉と混ぜてキッチンペーパーに包むジャガイモ湿布などがおすすめですよ。
また、市販の冷却シートでも代用可能です。
程よく冷やしてくれるので快適です。
【断乳後のおっぱいケアはこちらも参考にしてください】
ハーブティーも効果的
母乳がつまりやすい方、おっぱいを冷やしても母乳がなかなか減らない方は、断乳することで乳腺炎になる可能性があります。
搾乳、おっぱいそのものを冷やすことに加えて、ペパーミントティーやセージ茶を飲むと分泌を抑えくれる効果があるそうです。
個人差があるので焦らずに
私も断乳した直後は、服や下着が濡れるほど母乳が出て困りました。
母乳が止まるまでは締め付けない下着にして、ハンカチやタオルなどを使って服が濡れないようにしていました。
ある程度張っても絞らないようにはしていましたが、全く絞らずにいるのは無理でした。
でも、徐々に回数を減らしていくとだんだん出なくなっていったので、焦らないことが大切だと思います。
なかなか止まらない母乳でもいつかは止まるので、焦らずにいきましょう。
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