2024/10/11
生後半年が過ぎて、赤ちゃんが夜中におっぱいをせがむけど、口に含むだけでおっぱいをあまり飲んでいない。
もし、そのときは夜間断乳をするタイミングかもしれません。
この記事で説明、紹介することは以下の3点です。
- 夜間断乳をする方法と手順
- 赤ちゃんがなかなか寝つけない、夜泣きする時の対処法
- 夜間断乳するときの注意点
夜間断乳とは何かということは、こちらの記事でお伝えしています。
Contents
まずはタイミングを見計らう
夜中に何度も起きて、授乳するのはツライですよね。
決して、赤ちゃんより自分を優先するわけではないけど、あまりに睡眠不足では心身ともに疲労がたまります。
それがストレスとなり、母乳の出が悪くなるなどしたら、赤ちゃんにも悪影響を及ぼすことがあります。
ですから、赤ちゃんのためにも、ママさんの体調が大事になってくるというのは言うまでもありません。
とはいえ、赤ちゃんの側の準備もありますから、ママさんがいつからと一方的に決めるだけでは夜間断乳はできません。
赤ちゃんの成長に合わせることが重要です。
早くて生後6~7ヶ月が最初のタイミングと言われていますが、赤ちゃんが夜中にどれくらいおっぱいを飲むか確かめてください。
口に含んでいるだけで、あまり飲んでいないとしたら、それは安心するためにおっぱいを欲しがっているのかもしれません。
では、次項から手順をどうぞ。
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夜間断乳をする手順
手順は6つあります。
ぜひ、実践してみてください。
1. 昼間はしっかり遊ばせ、お昼寝を少し減らす
昼間は赤ちゃんとしっかり遊んであげて、疲れさせるといいでしょう。
また、昼寝を一時間くらいにすることで、夜しっかりと眠れるようにしてあげてください。
2. 赤ちゃんに話して理解させる
赤ちゃんはまだ難しい言葉は理解できません。
しかし、ママさんがしっかり話しかけ、言い聞かせればちゃんと通じるものです。
「夜だからねんねしようね。おっぱいはまた明日飲もうね」
こういう感じで、何度か言い聞かせてみてください。
3. 寝る前の行動パターンを決め、ルーティーン化する
大人でもそうですが、眠りにつくまでの行動パターンを決め、ルーティーン化しておくと、身体が自然に就寝へ向かいます。
赤ちゃんもそれと同じです。
その逆に、いつもと違うことをしてしまっては、赤ちゃんが不安に思ったり、刺激を受けて興奮して、なかなか眠りについてくれないことになります。
具体的には、以下のような手順がいいでしょう。
『遊ぶ』というところは、お気に入りのオモチャや赤ちゃん体操、読み聞かせなどをしてあげるといいと思います。
4. 就寝時間を一定にする
これもルーティーン化の一環です。
寝る時間を一定にしておくと、自然とその時間が近づくと眠くなります。
大人も一緒ですね。
5. 寝室は暗く、静かにする
寝るときの環境は大事です。
光が入らないようにし、電気も消してください。
赤ちゃんに消してもらうのもいいかもしれません。
また、隣りの部屋からテレビや音楽が聞こえてこないようにしましょう。
赤ちゃんがそれで刺激を受け、興奮してしまいます。
ですので、パパの協力も必要になってきます。
6. 就寝方法を覚えさせる
授乳せずに眠れるよう、赤ちゃんに合った就寝方法を見つけましょう。
個人差がありますので、色々と試してみてください。
抱っこ
赤ちゃんは、抱っこが最も落ち着いてくれるようです。(個人差があります)
ママさんがずっと抱っこしていると疲れるでしょうから、パパに協力してもらってもいいと思います。
子守歌
ママさんの声が聞こえているだけで、赤ちゃんは安心します。
できれば、眠りを誘うようにゆっくりな曲調の歌を歌ってあげてください。
添い寝
赤ちゃんの隣りに寝てください。
腕枕や手をつなぐなど、赤ちゃんが心地よさそうにする方法を選んでください。
ゆっくりと優しく一定のリズムで、赤ちゃんの身体をたたいてあげるのも良いでしょう。
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赤ちゃんが夜泣きをするなど寝てくれないとき
初日は慣れずに泣くこともあるでしょうが、それで疲れて寝てしまうこともあります。
しかし、それでもなかなか寝てくれないときは以下の方法を試してみてください。
おっぱいに代わるものを与える
以下のようなものを与えると、落ち着く赤ちゃんが多いようです。
- おしゃぶり
- ぬいぐるみ
- タオル
夜間断乳するときの注意点
夜間断乳を行なうときの注意点が3つあります。
1. できる限り途中でやめない
夜間断乳の初日は、赤ちゃんが泣きわめきます。
それを可哀想に思うのは、親として当然ですから、つい授乳しようとしてしまいます。
しかし、何度もそれを繰り返しては赤ちゃんが不安に思い、混乱してしまいます。
ですから、一度始めると決めたら、できる限り途中でやめないようにしましょう。
とはいえ、赤ちゃんが体調をくずしてしまったときは、無理せずに一旦、中止してください。
そういうときは、(矛盾するようですが)また時期がくれば再開できると思い、焦らないことが重要です。
2. スキンシップを大事に
おっぱいをあげるという行為は、ママさんと赤ちゃんの絆を深めるという意味で、とても大事なスキンシップです。
それがなくなるということで、赤ちゃんはとても不安な思いをします。
ですから、ママさんはできる限り赤ちゃんと、別の形でスキンシップをとってあげてください。
昼間一緒に身体を動かす遊びをしたり、一緒に音楽を聞いたり、昼寝のときに添い寝をして体に触れてあげたりしてください。
情操教育という意味でも、とても大事なことです。
3. 乳腺炎に気をつける
夜中の授乳がなくなることで、おっぱいが張ることがあります。
その時点で痛みが出てくると思いますので、夜中に起きて絞ってください。
放っておくと、激しい痛みや熱を伴う乳腺炎に発展することになりかねません。
乳腺炎の治療には抗生物質を服用する必要があります。
そうなると、授乳にも影響が出ますので、気をつけてください。
夜間断乳で異変を感じたら早めに、病院にかかるのもいいでしょう。
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