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親子の対話を豊かにするための絵本選び5つのコツ:年齢別おすすめの絵本も

time 2024/09/25

親子の対話を豊かにするための絵本選び5つのコツ:年齢別おすすめの絵本も

絵本は、親子の対話を豊かにする素晴らしいツールです。

読み聞かせを通じて子どもたちは言葉や感情、考え方を学び、親子間のコミュニケーションが深まります。

 

ハーバード大学の研究結果によると、父親が子どもに本を読み聞かせると、想像力や語彙力に良い効果があることがわかっています。

英国紙 The Telegraph ⇒ https://www.telegraph.co.uk/news/health/children/11895432/Bedtime-stories-its-better-if-dad-reads-them.html

 

絵本選びは単に物語が面白いだけではなく、子どもの成長段階や興味、家族の価値観に合ったものを選ぶことが大切です。

この記事では、親子の対話を豊かにするための絵本選びのコツと、年齢別におすすめの絵本をご紹介します。

 

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絵本選びのポイント

絵本選びのポイントは、以下の5つです。

 

1. 年齢や発達段階に応じた絵本を選ぶ

子どもの年齢や発達段階に合った絵本を選ぶことは重要です。

例えば、0~2歳の乳幼児には、色彩が豊かで、単純なストーリーのものや、感触を楽しめる仕掛け絵本がおすすめです。

一方、3~5歳の幼児には、ストーリー性があり、キャラクターとの感情的なつながりを感じられる絵本が適しています。

小学生になると、少し複雑なテーマや感情の描写が含まれた絵本が、子どもの想像力をさらに広げます。

 

2. テーマやメッセージに注目する

絵本は、単に物語を楽しむだけでなく、親子で話し合うきっかけを提供します。

例えば、友情や家族、自然や環境、勇気や優しさといったテーマは、子どもにとって身近でありながらも深い学びを提供します。

絵本を読みながら、「このキャラクターはどうしてこんなことをしたんだろう?」と問いかけることで、子どもとの対話を引き出し、物語の理解を深めることができます。

 

3. イラストの魅力を活かす

絵本の魅力の一つは、美しいイラストです。

イラストを通じて、物語の世界に引き込まれ、子どもたちの想像力が膨らみます。

親子で一緒にページをめくりながら、イラストをじっくり観察し、そこから何が見えるのか、どんな気持ちになったかを話し合うのも素敵な時間です。

特に、イラストの中に隠された細かなディテールを見つけることが、親子の楽しい対話を生むきっかけになります。

 

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4. 多文化や多様な視点を取り入れる

子どもが成長する過程で、異なる文化や価値観に触れることは重要です。

多文化的なテーマを扱った絵本や、さまざまな視点から描かれた絵本を選ぶことで、子どもに広い視野を持たせることができます。

たとえば、異なる国の昔話や、異文化をテーマにした絵本は、異なる背景を持つ人々との共感や理解を育むきっかけになります。

 

5. 読み聞かせの時間を特別なものにする

絵本選びと同様に重要なのは、読み聞かせの時間そのものです。

読み聞かせは親子の絆を深める貴重な時間であり、その時間を特別なものにするために、リラックスできる環境を整えることが大切です。

静かな場所で、一緒に座りながらゆっくりと絵本を楽しむことで、子どもは物語に集中し、親とのつながりを強く感じます。

 

年齢別おすすめ絵本

次に、年齢ごとに親子の対話を深めるのにぴったりなおすすめの絵本をご紹介します。

 

0~2歳向けの絵本

『いないいないばあ』(松谷みよ子/作)

シンプルな言葉と繰り返しのリズムが、乳幼児にとって心地よい刺激を与えます。

「いないいないばあ」といった簡単な遊びを通じて、親子の触れ合いが深まります。

 

『だるまさんが』(かがくいひろし/作)

大きな絵と簡単な言葉で、だるまさんが転んだり、笑ったりするシーンが描かれています。

視覚的な楽しさとリズム感のある言葉で、赤ちゃんも大喜びする一冊です。

 

3~5歳向けの絵本

『ぐりとぐら』(中川李枝子/作)

野ねずみのぐりとぐらが冒険をする物語は、子どもたちの想像力を刺激します。

また、キャラクターが協力し合う様子から、親子で「どうすれば一緒に力を合わせられるか」などの対話が生まれやすいです。

 

『おおきなかぶ』(A・トルストイ/作)

何世代にもわたって愛されている昔話。

家族や友達と協力する大切さをテーマにしており、読後に「みんなで力を合わせるとどんなことができるかな?」といった話を親子で楽しむことができます。

 

『しろくまちゃんのほっとけーき』(わかやま けん/作)

「こぐまちゃんえほん」シリーズの中でも最も人気の高い一作。

シンプルでかわいらしい絵を見ながらホットケーキの作り方も学べます。

 

6歳以上向けの絵本

『スイミー』(レオ・レオニ/作)

小さな黒い魚スイミーが仲間と協力して大きな魚に立ち向かう物語。

勇気や団結の大切さが描かれており、深いテーマについて親子で話し合うきっかけになります。

 

『はらぺこあおむし』(エリック・カール/作)

色彩豊かなイラストとシンプルなストーリーで、成長や変化のプロセスを描いた作品。

子どもの成長を祝う意味も込めて、親子で一緒に楽しめます。

 

100万回生きたねこ(佐野洋子/作)

一匹の猫が輪廻転生を繰り返しながら、愛や悲しみを知っていく様を描いています。

お子さんはもちろん、大人からも支持される名作です。

 

まとめ

絵本は単なる物語を楽しむものではなく、親子の対話を促進し、子どもの成長に寄り添う大切なツールです。

年齢や発達段階、テーマ、イラストの魅力を考慮して選ぶことで、絵本は親子のコミュニケーションを豊かにする力を持ちます。

読み聞かせの時間を通じて、子どもとの絆を深め、共に成長していく素晴らしい経験を大切にしましょう。

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