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知っておきたい児童虐待の4つの種類

time 2017/01/04

知っておきたい児童虐待の4つの種類

 

虐待には大きく分けて4つの種類があります。

叩いたり、ご飯をあげなかったりというわかりやすい虐待だけではありません。

もしかしたらご自分が子供にこういう行為をしていないか、以下の記事で確認してみてください。

 

身体的虐待

泣く子ども

 

虐待と聞いて、真っ先に思い浮かべるのが、この身体的虐待ではないでしょうか?

外傷の残る暴行を加える

  • 打撲傷
  • あざ
  • 火傷
  • 刺し傷
  • 切り傷
  • 骨折

などの怪我を負わせることです。

 

外傷の残らない暴行を加える

  • 髪をつかんでひきずる
  • 頭や体を押さえつける

なども身体的虐待に当たります。

 

生命に危険をもたらす暴行を加える

  • 首を絞める
  • 風呂や洗面所などで溺れさせる
  • 食事を与えない
  • 冬場に薄着で外に出す
  • 監禁するなど

生命の危機に陥りかねない暴行を加えることです。

 

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心理的虐待

子どもの話を無視する母親

心理的虐待とは、読んで字のごとく子どもの心を傷つけることです。

精神的虐待とも呼ばれます。

 

具体的には、

  • 大声を出して罵倒し、恐怖感を覚えさせる
  • 無視したり、拒否的な態度を取り続ける
  • 兄弟(姉妹)間で著しく差別をする
  • 存在を否定するような言葉をかけ続ける
  • (父親が母親を殴るなどの)DVの現場を見せてしまう

など、心に大きなダメージを与えるような虐待のことです。

 

身体的虐待と違って、外傷として表に現れないため、外部からは気づかれにくいのが特徴です。

また、他の虐待とも合わさって行われることが問題です。

 

性的虐待

2000年5月に成立しした、

児童虐待の防止等に関する法律(児童虐待防止法)

の2条で、性的虐待

児童にわいせつな行為をすること又は児童をしてわいせつな行為をさせること

と定義しました。

 

つまり、児童に直接わいせつな行為をすることだけではなく、児童に強制して(第三者に対して)わいせつな行為をさせることも含まれるということです。

 

また、性的虐待という言葉は、児童性的虐待を指すことが多いですが、児童だけでなく配偶者や高齢者、障害者に対するものも含まれます。

広義では、家庭外で行われる強姦やセクシャルハラスメントなども含まれます。

 

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ネグレクト

顔を押さえて泣く子ども

ネグレクトとは、『養育の放棄・怠慢』のことです。

  • 食事を与えない
  • 風呂に入れない
  • 衣服を着替えさせない(洗濯しない)
  • 外出時に連れて行かず放置する

などです。

 

判断基準が難しいのが、このネグレクトです。

生きるための最低限の養育はしているものの、

  • 毎日同じ服を着させている
  • 髪や体を不潔なままにしている
  • 連絡帳に目を通している気配がない
  • 子どもの問題行動に他人事のような態度で接する

など、子どもへの興味・関心を著しく欠いた状態もネグレクトとなります。

 

まとめ

最後にまとめておきます。

虐待には、大きく分けて4つの種類があります。

  • 身体的虐待
  • 心理的虐待
  • 性的虐待
  • ネグレクト

です。

 

特に、ネグレクトに関しては、親がしつけと称して行っている『ご飯抜き』なども該当しますので、気をつけてください。

愛する我が子を何かのきっかけで、虐待し続けることにならないように願っています。

 

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