2024/10/11
相手の口臭が不快で、顔を背けたくなるとき、ありますよね?
当の本人は自分の口臭には気づかずにニオイをふりまいていて…。
そういうときに思うのは自分の口臭は大丈夫なのかということ。
大丈夫と信じたいけど、自信がないというのが本音ではないでしょうか。
口臭と一言で言っても、原因はさまざま。
歯を磨いているから大丈夫、というわけでもないのです。
口臭予防はエチケットの1つ。
普段からどう対策していけばいいのか、詳しく紹介します。
Contents
口臭の原因
口臭の原因は大きく5つに分かれます。
- 歯磨きなどの手入れ不足
- 食べ物・飲み物によるもの
- 口の中が乾燥することによるもの
- 口の中の異常からくるもの
- 消化器官からくるもの
つまり、この5つの原因がおこらないようにすれば、口臭は防げるということです。
では、次に予防法を詳しく解説していきましょう。
予防法1.歯磨きをしっかりする
歯磨きをしっかりすること。
これは基本中の基本ですよね。
ですが、歯磨きを丁寧にしっかりしていても、歯ブラシのみだと歯垢は61%しか除去できないそうです。
歯磨きの方法が悪ければ、もちろんそれよりも除去できていないということになります。
ではどうすればいいのか。
普段からデンタルフロスを使用しましょう。
デンタルフロスをした方がいいということはわかっていても、毎日のケアでデンタルフロスをしている人は少ないでしょう。
デンタルフロスを併用すると、歯垢除去率は80%まで上がるというデータもあり、その効果は明らかなんですよ。
歯垢がたまると、口臭の原因になり、また歯周病や虫歯の原因にもなりますから要注意です。
予防法2.舌を磨く
自分の舌をチェックしてみましょう。
舌の中央あたりに白い苔のようなものはついていませんか?
その白い苔は、舌の表面に残った食べかすや古くなった細胞が付着しているもの。
それを細菌が分解することで悪臭を放ち、口臭となります。
健康な舌はピンク色をしています。舌が白いなと思ったら舌も磨きましょう。
歯ブラシで舌を磨くと舌に傷つけてしまいますので、舌ブラシを使用してください。
1日1回目安で優しく磨いてみましょう。
おすすめの舌ブラシはこちらです。
予防法3.普段から食べ物や飲み物に気を付ける
大切な予定の前にニンニク料理を避ける、こういう意識はみなさんあるでしょう。
実は、食べ物からのニオイが完全に消えるには16時間かかるんです。
ニンニクなどからの悪臭は、胃で消化され、その後血液で体中へ送られ、汗として、また肺を経由して口臭として、体外へ排出されます。
時間とともにニオイは弱まりますが完全に消えるには16時間もかかってしまう。
直前のみならず、食べ物には16時間前から気をつけなくてはいけないとうことです。
口臭の原因となる食べ物
- にんにく
- にら
- ラッキョウ
- ねぎ
- 玉ねぎ
- ブロッコリー
- 小松菜
- キャベツ
- 納豆
ブロッコリー、小松菜、キャベツは、消化される過程でインドールという悪臭物質を出し、そのニオイは強烈なものです。
しかし、それが口臭となって不快感を与えるのは過度に食べた場合のみ。
通常の食事でそこまで摂取することはまずないのですが、原因になりうるという知識は頭の片隅に置いておいてもらって、大事な用のあるときは、過剰摂取にご注意ください。
また、納豆に含まれるアンモニア有機酸とイソバレシアン酸という脂肪酸が口の中残ったままだと悪臭を放ちます。
体内に入ったものは口臭には関係がありませんので、納豆を食べた後に、歯を磨くなどのケアをすれば口臭は防げます。
口臭の原因となる飲み物
- コーヒー
- アルコール
コーヒーにはコーヒーの豆の微粒子が沢山含まれていて、これが口内に残りやすく、口臭の原因となります。
また、コーヒーには、唾液の分泌量を減らし、口内の最近が増える環境を作る作用があるので、口臭がきつくなりやすいのです。
アルコールは肝臓で分解されアセトアルデヒドとなり、これが肺を経由して体外へ出るときに口臭の原因となります。
また、アルコールを排出するときに体内の水分をたくさんつかうため口内が乾いてしまうことも、口臭の原因になります。
うっかり口臭の原因となるものを食べてしまったり飲んでしまったとき
- 水分を多くとる
悪臭成分を水分と一緒に体外へ出してしまいましょう。排尿もお風呂やサウナで汗をかくこともも効果アリ。
- ブレスケアやタブレット
小林製薬のブレスケアという商品は飲み込むことで胃の中から消臭してくれるものです。
胃の中にまだ、ニオイのもとになるものがある場合は効果を発揮します。
また、フリスクやミンティアなどのタブレットも一時的ではありますが口内をすっきりさせてくれ、急きょ口臭対策をしなければならないときにはいいでしょう。
予防法4.口の中を潤す
唾液の量が少なくなり口内が乾くと、細菌が繁殖し、口臭の原因に。
緊張したり、心理的な要因でドライマウスになることも。
そんなときは、飲み物で口の中を潤したり、ガムを噛むことで唾液を分泌を促すようにしましょう。
飲み物は、ニオイのない水や、殺菌効果のある緑茶やウーロン茶がおススメ。
ガムも味のついたものよりも、キシリトールなどミント系のものがおススメです。
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予防法5.虫歯や歯周病、親知らずを放置しない
虫歯や歯周病は、それだけで口臭の原因に。
出来るだけ早く治療をしましょう。
また、親知らずも、それがあることで十分な歯磨きができず、食べかすがつまることが多いため、口臭につながります。
自分で虫歯などに気付かずにいる場合も多いので、自覚症状がなくても半年に1度くらいは定期検診として歯医者へ行くようにするといいでしょう。
同時に、歯石除去もしてもらうことでより口臭を予防できます。
予防法6.空腹になりすぎない
ダイエットのために食事を我慢して・・・、忙しくて食べる時間がなくて・・・。
理由は様々でしょうが、空腹になると、消化液である膵液(すいえき)からガスが発生し口臭となります。
しっかりとした食事がとれなくても、軽く何かを口にするだけでOK。
言うまでもなく、体にとっても極度の空腹はよくありませんので、ご注意ください。
予防法7.暴飲暴食をしない
一見関係ないように思いますが、暴飲暴食で消化不良を起こすと、胃腸の中の食べ物が発酵してそのニオイが口から出て、口臭となることもあります。
毎日の食事は、適切な時間に適切な量をよく噛んで摂ることが大切です。
予防法8.便秘にならないようにする
便秘になると、腸に溜まった便が有毒なガスを発生させ腸管、血管、肺を経由して口から排出されるようになり、これは便臭に似た悪臭です。
特に女性は便秘がちな人が多いですが、自分の口臭がそんなニオイになるなんて嫌ですよね?
便秘自体もとても嫌なものですが、口臭を予防する意味でも便秘対策をしっかりしましょう。
水分と食物繊維を沢山をたくさん摂るように心掛けたり、ヨーグルトも効果的。
腸内環境を整え、適度な運動をしてください。
予防法、番外編
これは、口臭予防というのとは少し違いますが、病気が原因で口臭がすることもあります。
- 肝疾患 アンモニア臭
- 消火器・呼吸器疾患 タンパク質が腐った臭い
- 咽頭・気管支疾患 甘い臭い
- 肝硬変・肝がん 玉ねぎが腐ったような臭い
- 糖尿病・肥満 りんごが腐ったような臭い
これらの口臭をなくすには、病気を治療していくしか方法がありません。
病院で医師の診察を受け、相談してください。
まとめ
口臭の原因は、実に多種多様です。
一時的な食べ物によるものなどもありますが、たかが口臭、されど口臭。
体の不調が口臭になることもあり、口臭は人間関係を悪くもしてしまいます。
最近は、ドラッグストアやコンビニエンスストアで、タブレットなど消臭効果のある商品も増えていて、ついそういった一時的なケアに頼ってしまいがち。
本当の原因が何なのかを知り、根本から対策し防止できるようにしたいものです。
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by 急性アルコール中毒の症状と対処法、治療と後遺症 | 生活の知恵どっとこむ 2017年3月14日 4:59 AM