猫用ブラシの選び方|短毛・長毛・抜け毛対策に合う種類

猫用ブラシは、抜け毛対策や毛玉予防、被毛を清潔に保つために役立つ猫用品です。
猫は自分で毛づくろいをする動物ですが、ブラッシングが不要というわけではありません。抜け毛をそのままにしておくと、部屋に毛が舞いやすくなったり、猫が毛づくろいのときに飲み込む毛の量が増えたりします。
特に長毛の猫は、毛玉ができやすいため、日頃のブラッシングが大切です。短毛の猫でも、換毛期には抜け毛が増えるため、ブラシで手入れしておくと掃除の負担を減らしやすくなります。
この記事では、猫用ブラシの種類、短毛・長毛に合う選び方、ブラッシングを嫌がる猫への慣らし方を紹介します。
Contents
猫用ブラシは毛の長さに合わせて選ぶ
猫用ブラシを選ぶときは、まず猫の毛の長さに合っているかを見ます。
短毛の猫と長毛の猫では、必要なブラシが少し違います。短毛の猫には、抜け毛をやさしく取れるラバーブラシや獣毛ブラシが使いやすいです。長毛の猫には、毛のもつれをほぐしやすいコームやスリッカーブラシが向いています。
ただし、同じ短毛・長毛でも、毛質や毛量は猫によって違います。毛が密に生えている猫、やわらかい毛の猫、抜け毛が多い猫など、それぞれに合うブラシは変わります。
最初から一つに絞りすぎず、猫の反応を見ながら使いやすいものを選ぶとよいです。
ブラッシングが必要な理由
猫は自分で毛づくろいをしますが、飼い主がブラッシングをすることで、いくつかのメリットがあります。
まず、抜け毛を取り除きやすくなります。床や服、家具に付く毛を減らしやすくなり、掃除の負担も軽くなります。
また、猫が毛づくろいのときに飲み込む毛の量を減らすことにもつながります。飲み込んだ毛は毛玉として吐き出されることもありますが、負担を減らすためにも、日頃から抜け毛を取っておくことは大切です。
さらに、ブラッシング中に皮膚の状態やしこり、傷、かゆがる場所などに気づけることもあります。ブラッシングは、単なる毛の手入れだけでなく、健康チェックの機会にもなります。
ラバーブラシは短毛の猫に使いやすい
ラバーブラシは、ゴムやシリコンのようなやわらかい素材でできたブラシです。
短毛の猫の抜け毛を取るのに使いやすく、肌あたりが比較的やさしいものが多いです。ブラシが苦手な猫でも、マッサージに近い感覚で受け入れやすいことがあります。
また、やわらかい素材なので、初めてブラッシングをする猫にも取り入れやすいです。力を入れすぎず、毛の流れに沿ってやさしく使いましょう。
ただし、長毛の猫の毛のもつれをほぐすには向いていないことがあります。短毛の抜け毛対策や、ブラッシングに慣らす最初のブラシとして使うのがおすすめです。
ラバーブラシ(長毛用)
ラバーブラシ(短毛用)
獣毛ブラシは仕上げに向いている
獣毛ブラシは、やわらかい毛で被毛を整えるためのブラシです。
抜け毛を大量に取るというより、毛並みを整えたり、表面をなめらかにしたりする用途に向いています。短毛の猫や、ブラッシングの仕上げに使いやすいブラシです。
肌あたりがやさしいものが多いため、強い刺激が苦手な猫にも使いやすい場合があります。
一方で、毛玉をほぐしたり、奥の抜け毛をしっかり取ったりする力は強くありません。抜け毛が多い時期には、ラバーブラシやコームなどと使い分けるとよいでしょう。
コームは毛のもつれ確認に便利
コームは、くしの形をしたブラシです。
長毛の猫の毛のもつれを確認したり、細かい部分を整えたりするのに向いています。首まわり、わき、足の付け根、お腹まわりなど、毛玉ができやすい場所を確認するときにも使えます。
コームを通して引っかかる場所がある場合は、毛が絡んでいる可能性があります。無理に引っ張ると痛がるため、少しずつほぐすことが大切です。
目の細かさには種類があります。最初は粗めのコームで全体を確認し、必要に応じて細かいコームを使うと負担を減らしやすいです。
スリッカーブラシは長毛の毛玉対策に使える
スリッカーブラシは、細いピンが並んだブラシです。
長毛の猫の抜け毛やもつれを取るのに使いやすく、毛玉対策にも役立ちます。毛量が多い猫や、被毛が絡みやすい猫には便利なブラシです。
ただし、ピンが細く、力を入れすぎると皮膚に刺激が強くなることがあります。使うときは、軽い力で、毛の表面を少しずつとかすようにしましょう。
皮膚に直接強く当てないことが大切です。特にお腹、足の付け根、わきなど皮膚がやわらかい場所では注意して使います。
初めて使う場合は、先端が丸く加工されているものや、肌あたりがやさしいタイプを選ぶと安心です。
抜け毛取りブラシは使いすぎに注意する
抜け毛をしっかり取るタイプのブラシには、アンダーコートを取り除くものがあります。
抜け毛対策として便利ですが、使いすぎには注意が必要です。必要以上に毛を取ってしまうと、猫の皮膚に負担がかかったり、被毛を傷めたりすることがあります。
特に換毛期は抜け毛が多く、つい何度もブラッシングしたくなりますが、猫が嫌がるほど続けるのは避けましょう。
使う場合は、短時間で終えること、同じ場所を何度もこすらないこと、猫の反応を見ることが大切です。
こちらは長毛種用です。
こちらが短毛種用です。
長毛の猫は毛玉ができやすい場所を確認する
長毛の猫は、毛玉ができやすい場所を日頃から確認しておくことが大切です。
特に毛玉ができやすいのは、首まわり、耳の後ろ、わき、胸、お腹、足の付け根、しっぽの付け根などです。猫が動いたり座ったりするときに毛がこすれやすい場所は、絡まりやすくなります。
毛玉が小さいうちなら、コームやスリッカーブラシで少しずつほぐせることがあります。しかし、大きく固まった毛玉を無理に取ろうとすると、猫が痛がったり、皮膚を傷つけたりする危険があります。
ひどい毛玉がある場合は、無理をせず、動物病院やトリミングに相談した方が安心です。
短毛の猫でもブラッシングは役に立つ
短毛の猫は長毛の猫ほど毛玉ができにくいですが、ブラッシングが不要というわけではありません。
短毛の猫でも、抜け毛は出ます。特に春や秋の換毛期には、毛が多く抜けることがあります。ラバーブラシなどで抜け毛を取っておくと、部屋に落ちる毛を減らしやすくなります。
また、ブラッシングは猫とのスキンシップにもなります。猫が気持ちよさそうにしているなら、短時間のブラッシングを習慣にしてもよいでしょう。
ただし、短毛の猫に強いブラシを使いすぎる必要はありません。肌に負担をかけないように、やさしく行うことが大切です。
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ブラシの持ちやすさも確認する
猫用ブラシは、猫に合うかだけでなく、飼い主が使いやすいかも大切です。
持ち手が滑りやすいものや、力加減が調整しにくいものは、使っているうちに負担になります。長時間使わなくても、手に合わないブラシは扱いにくいものです。
特に、長毛の猫や抜け毛が多い猫の場合は、ブラッシングの頻度が増えることがあります。飼い主が無理なく使えるブラシを選びましょう。
持ち手がしっかりしているか、軽すぎないか、手入れ後にブラシについた毛を取りやすいかも見ておくとよいです。
ブラッシングの頻度は猫に合わせる
ブラッシングの頻度は、猫の毛の長さや抜け毛の量によって変わります。
短毛の猫なら、週に数回でも十分なことがあります。換毛期には少し回数を増やすと、抜け毛対策になります。
長毛の猫は、できれば毎日またはこまめにブラッシングした方が毛玉を防ぎやすいです。特に毛玉ができやすい場所は、短時間でも確認しておきましょう。
ただし、猫が嫌がっているのに無理に続けると、ブラッシング自体を嫌いになってしまいます。頻度よりも、猫が受け入れられる範囲で続けることが大切です。
嫌がる猫には短時間から始める
ブラッシングを嫌がる猫には、いきなり全身をとかそうとしない方がよいです。
最初は、猫が触られても嫌がりにくい背中や首まわりを、数秒だけブラッシングするところから始めます。嫌がる前にやめることが大切です。
慣れてきたら、少しずつ時間を延ばします。ブラッシングの後におやつをあげたり、やさしく声をかけたりして、よい印象を作るのも有効です。
無理に押さえつけたり、逃げようとする猫を追いかけたりすると、ますます嫌がるようになります。猫のペースに合わせて、少しずつ慣らしていきましょう。
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お腹や足まわりは無理に触らない
猫の中には、お腹や足まわりを触られるのが苦手な子が多いです。
毛玉ができやすい場所ではありますが、嫌がる猫に無理をすると、噛んだり引っかいたりすることがあります。
まずは、触られても嫌がりにくい場所から慣らします。どうしてもお腹や足まわりの毛玉が気になる場合は、一人で無理に取ろうとせず、動物病院や専門家に相談しましょう。
ブラッシングは、猫にとって安心できる時間であることが大切です。嫌がる場所を無理に続けるより、できる範囲から少しずつ進める方が長続きします。
ブラシは清潔に保つ
猫用ブラシは、使ったあとに毛を取り除き、清潔に保ちましょう。
抜け毛や皮脂、ほこりがついたままにしておくと、次に使うときに不衛生になります。ラバーブラシやコームなど、水洗いできるものは、定期的に洗って乾かします。
スリッカーブラシや獣毛ブラシは、素材に合わせて手入れします。水洗いできるかどうかは、商品ごとの説明を確認しましょう。
猫の皮膚に触れるものなので、ブラシ自体の清潔さも大切です。
最初に選ぶならやさしいブラシから始める
初めて猫用ブラシを選ぶなら、猫にとって刺激が強すぎないものから始めるのがおすすめです。
短毛の猫なら、ラバーブラシややわらかめのブラシが使いやすいです。長毛の猫なら、粗めのコームと、必要に応じて肌あたりのやさしいスリッカーブラシを用意するとよいでしょう。
いきなり抜け毛を大量に取るブラシを使うより、まずは猫がブラッシングに慣れることを優先します。
猫が嫌がらずに受け入れられるようになれば、日々の手入れもしやすくなります。
まとめ
猫用ブラシを選ぶときは、猫の毛の長さ、毛質、抜け毛の量、ブラッシングへの慣れ方を考えることが大切です。
短毛の猫には、ラバーブラシや獣毛ブラシが使いやすく、長毛の猫には、コームやスリッカーブラシが役立ちます。抜け毛取りブラシは便利ですが、使いすぎには注意しましょう。
ブラッシングは、抜け毛対策だけでなく、毛玉予防や健康チェックにもつながります。無理に長く行うのではなく、猫が嫌がらない範囲で少しずつ習慣にしていくことが大切です。
猫に合ったブラシを選び、毎日の手入れを無理なく続けられるようにしましょう。
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