2024/10/11
添い乳はママさんにとって、楽な体勢で授乳できます。
赤ちゃんにとっても、柔らかい布団の上でママさんに密着して眠れるのでとても心地よいはずです。
とはいえ、間違った体勢で行うと、腕がしびれたり、身体が疲れたりしかねません。
正しい姿勢で行うためにも、本記事を参考にしてください。
Contents
添い乳で寝かしつける方法
手順が６つあります。
1.赤ちゃんの体勢をママさんに向け、向かい合う
赤ちゃんを寝かせ、ママさんはその隣に寝てください。
お互い向かい合うように横向きに寝ます。
赤ちゃんの顔だけを向けると、おっぱいを飲みにくい体勢になるからです。
2.赤ちゃんの頭の下にタオルや枕を入れる
赤ちゃんを横にして寝かせたら、その頭の下にタオルや枕を入れます。
ママさんのおっぱいを飲みやすいように高さを合わせてあげてください。
3.下になる腕を楽な位置に置く
横になって、肘を曲げるか枕の下に入れてください。
赤ちゃんの頭に当たらなければ、真っ直ぐ伸ばしても大丈夫です。
楽な体勢になるようにしてください。
赤ちゃんに腕枕をするのはあまりおすすめしません。
寝かしつけた後に、腕を抜くと起こしてしまうことがあるからです。
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4.赤ちゃんの背中や首を支える
上になった方の手で、赤ちゃんをしっかりと抱き寄せ、おっぱいを飲みやすい体勢にしてあげてください。
赤ちゃんの頭の位置、首の向きと角度を調整します。
また、赤ちゃんの下になった方の腕は、肘が曲がるようにしてあげてください。
授乳しているうちに痺れたり、疲れたりするようではおっぱいを飲むどころではなくなります。
5.最初は手で首を支え、その後は赤ちゃんの背中やお尻に手を添える
赤ちゃんの口に乳首を含ませるときは、上になった方の手で首を支えてあげてください。
そして、飲み始めてからはタオルや枕を調整して離れないようにします。
この段階になったら首から手を放し、背中やお尻に添えて固定してあげてください。
6.途中でおっぱいをチェンジすることも
まずは下側のおっぱいを赤ちゃんに飲ませてあげてください。
時間が経って、母乳が出なくなったら今度は上側のおっぱいを飲ませます。
ママさんが体勢を傾けて、赤ちゃんがおっぱいに届くようにしてあげてください。
このとき注意してほしいのは、ママさんの身体で赤ちゃんの鼻をふさがないようにすることです。
ママさんも、うとうとしてしまうことがあるでしょうから、気をつけてください。
枕やクッション、タオルなどで体勢を整えると良いと思います。
また、脚が疲れる場合も布団やクッションを敷いたり、脚で挟んだりして体勢を楽にしてくださいね。
添い乳は卒乳を遅らせる？
添い乳をすることで、卒乳が遅れると言われることもあるようですが、ママさんの身体に負担が少ないので推奨する声もあります。
赤ちゃんが感じる安心感を挙げる方もいます。
また、添い乳をしているから卒乳が遅れるというわけではないという意見もあるようです。
産婦人科の先生の間でも意見が違うようです。
卒乳が遅れることを気にされる場合は、夜間だけ添い乳をすると決め、日中は抱っこにしておくとよいかもしれません。
夜はどちらにせよ横になる（寝る）ので、体勢はその方が楽ですしね。
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注意点
注意点は３つあります。
おっぱいで鼻と口をふさがないように
赤ちゃんの鼻と口がふさがることで窒息死する可能性があります。
これは、ママさんが赤ちゃんよりも先に寝てしまうことで起きる危険性が高まります。
ですから、疲労がたまり過ぎていると自分でわかっているときは、避けた方が良いかもしれません。
母乳を吐き出しやすい子はゲップをさせる
新生児の頃の赤ちゃんはゲップをしやすいかわかりません。
そのまま寝てしまうと吐く場合が多いので、一度起こしてゲップをさせてあげてください。
添い乳をしている間に寝てしまった場合、無理に起こしてゲップさせなくても構いません。
しかし、普段の様子からゲップさせた方が良い子でしたら、そっと抱き起してゲップさせましょう。
飲んだ量によっても違ってきますので、無理をさせることはありません。
そのときは背中を軽くトントンと叩いて出なければ、再び寝かせてください。
添い乳を始めて赤ちゃんの眠りが浅いときは控える
赤ちゃんの睡眠サイクルは大人よりも短いようです。
ですから、眠りが浅くなったときにおっぱいがあると、目が覚めてしまったり、再び眠りにくくなったりします。
それが癖になると、なかなか眠ってくれません。
添い乳を始めたことで、赤ちゃんの眠りが浅くなったと感じるようでしたら、少し控えて様子を見てください。
動画がありましたので追記
動画では逆のおっぱいをあげるとき、回り込んでいますね。
この辺は状況に応じて使い分けてください。
