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猫に与えてはいけない食べ物9つ

time 2015/12/20

猫に与えてはいけない食べ物9つ

 

猫が欲しがるからと人間の食べ物を与えていませんか?

人間には問題がなくても、猫にとっては毒となる食べ物あり、場合によっては命にかかわることも。

知らなかった、では済まされないので、今一度、猫に与えてはいけないものを確認しておきましょう。

 

1.たまねぎ・ネギ・にら、にんにく

ねぎ類は絶対に与えてはいけないものの1つです。

食べてしまうとたまねぎ中毒と言われる食中毒になります。

 

たまねぎ中毒

原因
アリルプロピルジスルファイドという成分による赤血球の破壊。

症状
貧血、血尿、心臓の鼓動が早くなる、下痢、嘔吐、黄疸 目の結膜が白くなる
最悪の場合死に至る

発症時期
食べてすぐではない
食後1日~数日後

摂取量
体重1kgあたり、15~20g以上

 

個体差があり、これよりも少量でも中毒になったり、沢山食べても平気だったりとさまざまです。
ですので、量を気にするよりも、与えないようにするべきです。

また、生のものだけでなく、加熱されたものや成分を含むものも同様に危険です。

たまねぎと一緒に煮たスープの汁だけ、などでも中毒の原因となります。

 

2.チョコレート(カカオ)

チョコレートも中毒を起こす食べ物の1つです。

 

チョコレート中毒

原因
チョコレートの原料カカオの成分テオブロミンを猫は排出できないため。
テオブロミンはココア、コーラ、お茶にも含まれるため、これらも危険。

症状
嘔吐、下痢、発熱、不整脈、震え、痙攣、興奮、発作 死に至る場合も。

発症時期
食後4時間以内
症状は数日続くこともある

摂取量
体重1kgあたりの致死量 テオブロミン250~500mg。

参考
ミルクチョコレート100gに含まれるテオブロミンは、155mg。
カカオの含有量によりテオブロミンの量は大幅に変わるうえに、個体差があるため量よりも与えにないようにするべき。

 

3.レーズン・ブドウ

アメリカでの研究データにより、犬猫にレーズンやぶどうが有害証明されました。

ちなみに、犬と猫は共通の祖先から枝分かれした種です。約5500万円前、ヨーロッパから北米にいた『ミアキス』という動物が共通の祖先です)

猫にとって危険なことは立証されていますが、細かいことはまだ明白になっていない部分もあるため、以下の情報は犬のデータになります。

原因
因果関係もまだ明確でない

症状
食欲低下、嘔吐、下痢、腹痛→数日後、腎不全を起こす 重度の場合腎不全から死に至ることも。

発症期間
食後2~3時間~24時間以内

摂取量
実際の一例:体重2.5kgのマルチーズが種なし小粒ブドウ約70を食べ、5時間後嘔吐、乏尿が始まり、2日後に来院、4日後に死亡
個体差があるためこの量が全てではなく、与えないようにすべき。

 

4.アボカド

アボカドは猫以外にも多くの動物にとって危険とされていて、特に小動物は少量で死に至る場合もあります。

原因
ペルジンという成分が猫にとって毒 実だけでなく葉、種、樹皮、オイルにもペルジンは含まれる

症状
嘔吐、下痢、胃腸の炎症 場合によっては死に至る場合も。

摂取量
大量摂取により症状が出るということですが、アボカドの種類などによってもペルジンの量が大幅に違うようです。ですので、与えないようにすべきです。

 

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5.スルメ

イカ自体も与えてはいけないものです(後述)が、スルメもそう。だた与えてはいけない理由は違います。

原因
するめが体内で水分を吸って膨張するため。最大10倍になる場合も。

症状
食欲低下、胃腸障害
胃腸を詰まらせてしまい大変危険。

 

6.いか・たこ

いか

By: t-mizo

原因
消化が悪い 大量摂取により酵素チアミナーゼ がビタミンB1を分解し、ビタミンB1欠乏症になる

症状
食欲低下、嘔吐、ふらつき、痙攣
酵素チアミナーゼは、加熱によりなくなるが、消化がよくないことも含めて与えるべきものではない。

 

7.生の豚肉

原因
豚肉に潜む可能性がある寄生虫トキソプラズマが猫の体内では完全に成長してしまう

症状
体重減少、下痢、目の障害など。症状の出ない猫もいる。若い猫ほうが危険と言われている。

 



 

8.人間用の薬やサプリメント

人間用のサプリメントを獣医師の指導なく勝手に与えるのは危険です。

最近この、薬やサプリメントをよかれと思って飲ませたり、誤飲してしまうことでの事故が大変増えています。
人間より体の小さい猫にとって、人間の薬は少量でも致死量となる場合もあります。

 

アセトアミノフェンを含む鎮痛剤は猫にとって特に危険。1錠でも死に至ります。

人間用の薬やサプリメントを飲ませてしまった場合、症状が見えなくても、見えない部分に障害がおきることもあるため、必ず病院へ。

 

9.果物の種

誤飲して喉を詰まらせる危険はもちろんですが、とくに、アンズ、さくらんぼ、りんご、モモの種はアミグダリンという成分を含み、これは消化器官で加水分解され、猛毒青酸を作ります。

最悪の場合、死に至る場合も

果物を与える場合、小さな種でも確実に取り除く必要があります。

 

まとめ

飼い猫がうっかり食べてしまって…なんてことで危険な目に遭う…そんな悲しいことは絶対になくしたいですよね。

猫が勝手に食べてしまおうと人間が与えようと、どちらにせよその責任はわたしたち人間にあります。

 

正しい知識を身につけて、危険な食べ物が口にできる環境から守るのも飼い主として重要な役割です。
大切な家族だからこそ、欲しがっても与えないのも愛情です。

 

また、もし、これらのものを食べてしまい様子がおかしい場合は、すぐに動物病院へ。

様子を見ていたら手遅れになる場合もあります。

 

大切な家族として、健康でずっと一緒にいられますように。

 

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